Friday, February 29, 2008

blog - オバマ、その理由


(ヒューストンにて。後半にかけて怒涛の盛り上がりをみせていく)

3/4のテキサス、オハイオは予想以上にオバマに票が集まるだろう。もうこの流れは止まらず、ますます加速するばかりだ。それは日々流れるYouTubeの演説を聞き、人々の反応をみれば容易にわかることだ。彼は今までのすべての州でそれをやってきたのだ。

John MaCainとのディベートが楽しみでしょうがない。彼はイラク派兵の継続を主張しているが、イラク戦争の意義などについて非常に興味深い議論が展開されるだろう。そしてそこでもインディペンデント、リパブリカンを含め幅広い支持を彼は集めるだろう。彼にはその力と理由がある。

"The Audacity of Hope"をもうすぐ読み終わるが、彼がなぜ広く強い支持を集めているかがこの本を読んでも、演説を聞いてもよくわかる。なぜ彼が失言や、行動のぶれや、非難を浴びるような言動をしないのかがよくわかる。彼には深い価値観がある。歴史への深い理解がある。そしてアメリカへの深い愛情がある。

彼がアメリカを劇的に変えるのは時間の問題で、そこから世界も変わり始めるだろう。世界中の政治家が彼の行動を観察し、影響され始めるだろう。世界中の人々がアメリカで起こっていることを正確に感じ始め、それぞれの国でそれを求め始めるだろう。原則が、信義が、そして希望が再び世界を包むだろう。


この演説を聞けるだけでも英語を勉強してきた甲斐があったというものだ。

Wednesday, February 27, 2008

blog - 体脂肪率

この前測ったら11.4%くらいだった。目標は8%としよう。わたしは鉄、鋼鉄の力を持ちたいと願った人間なのだから。

Monday, February 25, 2008

blog - 進捗(3つの集中分野): 3/13週



さて、先週がどのような週だったかを述べてみたい。いずれにしてもこの3ヶ月を始める前に「閉鎖と集中」と高らかに宣言したことは非常に良いことだった。実際にわたしは集中し始めているし、集中しなければ次のドアを開けることなどできないのだから。

■英語
アップダウンが激しい週だった。英語でのインタビューがあり、それへの準備にかなりの時間を費やした。そしてそれは報われたようだ。集中した読書、英語シンキングがなされ、わたしの英語力向上に大いに資しただろう。ここでもやはり英語シンキングは英語イベントを中心に行われることが証明されたわけだから、わたしは意識的に英語イベントを設定してこのトレーニングを増やしていきたい。

それに比べて、英字新聞と英語ブログ、英語ビデオといった日々の集中力が必要なものに対しては終盤息切れしてしまった。英語インタビュー後の安堵感と、後ほど述べるロッククライミングへの過度の集中のせいだ。わたしはこれに対して対策をとらなければならず(なぜなら毎日3ページ以上の英字新聞朗読なくして英語達人への道は開かれないからだ)、それは最後に語られるだろう。


■クライミング
予定進捗より0.5ポイント低いが、順調に進んでいるといえるだろう。腰の痛み、股関節の痛みは既にほとんど消え去り(ストレッチングによる歪みの解消だと思う)、あとの腿の裏の軽い痛みなどはモーラステープを病院でもらえばすぐに飛び去るだろう。

しかし、懸垂100回を超えた日が数日しかなかったことは大いに反省するべきだろう。わたしは毎日やらなければならないことに集中しなければならず、不断の目標意識によってそれは達成されなければならない。これに対しても最後で具体的対応策が述べられるだろう。


■ビジネス
2つの集中すべき業務上の目標においてはまずまずの成果が残せただろう。あとは継続して先日述べた米国大学院への研修へのノミネーションをゲットすべく右往左往するのみだ。また、現在読んでいる"Enterprise Integration Patterns"などを読み進め、アイデアの熟成を図っていこう。


最後に、日々の目標を達成していくには計数での管理が有効だと気づいた。わたしはPMPというプロジェクト管理の資格を有する計画ドリブンタイプの人間になることができるタイプの人間だ。よって、仕事で活用していることを私生活にも活用してみよう。いずれこれについてもアップされるだろう。

今週は会社パーティ、力強い前進、哲学のまとめなどがある。

Thursday, February 21, 2008

blog - その時は間違いなく来る



ウィスコンシン、ハワイでも勝ち(これで95%から99%に確率が上がったとみている)、オバマ米国大統領が誕生するのは時間の問題となった。最も警戒しなければいけないのはJFKの悲劇だが、米国の当時からの変化と、シークレットサービスの優秀性にわたしは賭けてみたい。

これで世界はようやくオバマ大統領誕生を現実的に予想し始めるだろう。来るべき衝撃と、世界への影響度を認識し始めるだろう(しかしほとんどの人は実際に2009年にならないとわからない)。世界を予測する人、新しいリーダーシップの時代の到来を感じる人、そして賢明な投資家たちは既に動き始めているだろう。


変化を、大きな変化の波を逃してはならない。

Sunday, February 17, 2008

blog - 平凡な投資家

そう、あの時、わたしは賢明な投資家から平凡な投資家に成り下がってしまった。2007年10月頃の話だ。まずい結論を出してしまったばかりではなく、その後にそれを正当化するような態度を見せてしまった。

あのときは1/3だけでなく2/3以上は売ってしまうべきだった。明らかに実体価格を上回っていたからだ。偉大な、そして賢明な投資家は世間の浮き沈みに惑わされることなく実体や本質的価値を常に見続ける。だからわたしも熱狂、そして政治的なプロセスや何らかのものに惑わされるべきではなかった。


わたしはもう一度戻るだろう。賢明な投資家への道へ。

Saturday, February 16, 2008

blog - 進捗(3つの集中分野): 2/13週



人生の光と影。それをこの週に垣間見た気がした。ま、それは置いておいて3つの集中分野の進捗を報告するとともに、明日への希望を語るとしよう。

■英語
語彙は増えているような気がするがスピーキング力がやはり課題であることがまざまざとわかってきた。最近は電話でインド人たちと話すことが多いのだが、どうも簡単なことしか言えないというか、いまいち会話になっていないというか、こなれた雰囲気が全然出てこないんだよねー。

また、木、金と飲み会そして飲み会に類するものに参加した結果、終盤に大いなる停滞を迎えることになった。また、仕事がいそがしく、そしてITILという資格の勉強で数時間とられてしまったから、一週間20ページの英字新聞目標が達成できなかったし、全体的にまずい感じがした。


■クライミング
原因不明の左腿前部の筋肉損傷によりほとんどジムに行けなかったし、階段の上り下りにも難儀する始末だった(よってエスカレータ及びエレベータを使う羽目になった)。さらに、木、金と飲み会そして飲み会に類するものに参加した結果、体重が一転増加してしまったのと、肉体的な集中力が失われてしまった。

ただ、友人からもらった湿布のものすごい効き目により徐々に回復してきたようだ。今ではほぼ普通に階段を使えるし、クライミングジムにも行ける(2時間くらいやると痛くなってきてしまうが回復傾向にはある)。まあ今回のことを教訓に体を大事にしつつ、目標をクリアしていきたい。


■ビジネス
明確なマイルストーンが見つかったことは述べた。それは3ヵ月後の目標と明確にリンクしているとは言えなかったが、確かにわたしのこの分野における力強い前進に貢献してくれるはずだった。そしていよいよ来週がそのマイルストーンの勝負の週であり、わたしはそれに備えすべての力をそれに注ぐだろう。


総括すると、というか今でもわかっていないのだが、木、金と飲み会に行ったことはよかったのか悪かったのかを考えていかなければいけない。それは送別会だったり友人からの依頼であったりしたわけだが、果たしてその選択がよかったのか。もちろん人付き合いというのは大切で、わたしはそれとともに生きていかなければならないわけだが、全体を見渡した上で何らかの決断をする必要があるのではないか。少なくとも、わたしはわたしの今までの決意と、もたらした厳しい現実を忘れてはならない。

今日からまた始まる。一日一日を、一分一分を最大の集中力で。

Wednesday, February 13, 2008

blog - インドの虎・再び



チャンスの捕まえ方、または目標の設定の仕方。その原理は単純に見えて奥が深かったりするのだ。わたしはこの3ヶ月の集中分野のうちの3番目の分野すなわちビジネスの分野についてうまくいっていない旨を先日正直に認めた。そして求めた。

心を開き、それを求めるとそれはやはり手に入るのだ。原理はこうだ。あるものを強く求めると、いつもは気づかないような兆候、チャンス、隙間にも感覚がよく働き、そして創造力の働きからそれが求めるものに自然に変換されるのだ。わたしはその明確なプロセスを昨日、今日と経験した。ちなみにわたしが捕らえたものは以下の通りだ。

・米国大学院への研修プログラム(3日間×6回)への挑戦を目標に設定した。
・その挑戦の過程で必要となる2つのビジネス上の挑戦を目標に設定した。
・上記に付随する形で自社内での効果的な態度、仕事の進め方が明確になった。


わたしは求めていたように明確な目標、マイルストーン、興奮を隠せぬ挑戦対象を見つけたのだ。これをきっかけに3ヵ月先(もう2ヶ月半ほどだが)の目標に向かって突き進むだけだ。すべての飲み会や飲み会に類するものへの参加の優先度は1つ下げられ、わたしは米国、そしてインドへの挑戦を始めたのだった。仕事が俄然面白くなったのだった。


そう、わたしは虎。インドの虎だった。

Monday, February 11, 2008

blog - 3つの集中分野の進捗: 1/13週

オバマはオバマの道を行き、わたしはわたしの道を行く。さあそれでは3つの集中分野について進捗を管理してみよう。わたしには二日酔いでグータラできる日は非常に限られていて、日々を強い集中力と克己心にて暮らし過ごさなければならない。夢と想像力を忘れてはならない。

■英語

数日さぼってしまったが、大体において良好といえるだろう。特に新たな表現メソッドを発見できたのが大きい。これによって英語のみならずすべての言語において極めて著しい表現上の能力の向上が望めるだろう。これについてはいずれ詳しくまとめる必要があるだろう。

また、英字新聞を朝に3ページ読むのは事実上不可能ということがわかってきたから、平日は朝1ページ、そして夜に1ページ読むとして、休日に6ページを読みきることでCorrective Action(是正処置)としたい。さらに、語彙力の向上によりオバマ本が非常に読みやすくなっているという事実も記録に値するだろう。


■クライミング

極めて調子がいいといえるだろう。ただし、ストレッチのし過ぎによる左腿裏の筋肉の痛みと、原因不明の左腿の痛みが成長にブレーキをかける危険性があり、わたしはこれに備えなければならないだろう。(おそらく底が固い靴で歩いたのが原因だ。なんて脆くなっているんだ・・)

一日100回の懸垂は通過点で、3月上旬から200回に目標が繰り上げられるだろう。それとともに別のメニューが加わるだろう。また、クライミング・ジムには週3回ではなく週4回通うことになるだろう。先週土曜日の圧倒的な調子のよさをわたしは忘れてはならない。


■ビジネス

ひどいことになっているようだ。おそらく明確なマイルストーンを敷けていないことが原因だろう。計画ドリブンタイプの人間として、わたしは計画を立てなければならない。なぜならこの領域こそが今年最も重要な領域となるからだ。わたしは今日、30代後半までの道が脳裏で稲妻とともに浮かび上がってきたのだ。


オバマはオバマの道を行き、わたしはわたしの道を行く。

Sunday, February 10, 2008

blog - YES, WE CAN!

ワシントンなど3州で、オバマ勝利。まだまだ予断を許さないが、流れは確実に変わってきている。


YES, WE CAN!

Saturday, February 09, 2008

blog - 3つの集中分野③「ビジネス」



人に不可能はない。設定された、熱望するゴールに達成できないゴールはなく、集中し、規律だった人生に求められないものはない。すべてが明確だ。

TOEICで560点あたりで苦悶していた後、950点を3年後にとった。そして1年前には恐怖の的だった電話会議に今は平常心で臨めている。すべてが可能だ。それを求めれば。

2年前クライミングを始めた頃、なんであんなにも急な岸壁をあんなにも長く、あんなにも強く登れるのかわからなかった。わたしは誓った。そしてそれは達成された。

すべては明確なゴールの設定と、集中した日々の地道な努力によって成し遂げられる。だからやろうと思ったことに基本的には不可能はないのだ。だからわたしは恐れることはない。それは求め、そして達成される。


わたしは3ヵ月後、英語を帰国子女のように流暢に扱い、上級者のように岩盤を這い回り、そして30代前半の最大の挑戦にいよいよ打って出る準備が整っていることだろう。この3つの集中分野がわたしの3ヶ月だ。

Friday, February 08, 2008

blog - オバマはオバマ、わたしはわたしの道を行く

昨日は少し興奮しすぎてしまったようだ。いろいろニュースを読んでみるとまだまだ勝負の行方はわからず、むしろオバマに有利な材料のほうが多くみえる。だからむやみに絶望してうまい焼き鳥屋に飲みに行くことなどせず、4月中旬くらいまではどんどんまた応援していきたい。


今日はもう寝よう。

Wednesday, February 06, 2008

obama - 敗北:スーパーチューズデー

なんと反応したらいいのだろうか。世界が崩れてしまった。

この100票差はおそらく埋まることはあるまい。われわれはそれに備えなければならない。

アメリカがオバマを選ばないという最悪の選択をしたのなら、われわれはそれ相応の選択をしなければならない。

すべての想定は見直さなければならないが、悲観的な見通しというのはいくらでも可能だ。オバマだけが、希望の光だった。


準備できるものは準備せよ。悲しむものは悲しめ。

Monday, February 04, 2008

obama - 明日に迫ったスーパーチューズデー



いよいよ明日2/5に22もの州で予備選ないしは党員集会が行われる「スーパーチューズデー」(Super Tuesday)が迫ってきた。ま、明日といっても時差の関係でその結果が判明するのは2/6の朝方になるが、いよいよ世界とアメリカの運命が決まるときがやってきた感じだ。

数ポイント差でオバマを予想するが、2000年にゴアではなくブッシュを選んだ国だから何が起きるかわからない。わたしとしてはできる限りの心づけ、フォーラムへの投稿、ブログでのアピールなどやれることはすべてやった。あとはアメリカ国民に選択を委ねるしかない。

おそらくこのような結論となるだろう。ヒラリーはあの涙でニューハンプシャーは勝ったが、最終的にその涙が命取りとなりこの日敗北するだろう。わたしもできる限りのニュースは見ているが、彼女は大統領というより有能な弁護士として活躍したほうがいいだろう。カリスマの問題だ。


さあ、眠れない夜がやってくる。

blog - 3つの集中分野②「クライミング」



この分野こそ心技体の体を成す分野であり、心をつくり、技を支える分野なのだ。わたしは目覚めた。わたしの感覚は研ぎ澄まされた。わたしは東京に戻ってきており、すべての準備は完了しており、すべての傷は癒え始めていたのだった。去年の夏から停滞していたクライミング能力を、一気に高める待ちに待った3ヶ月がやってきた。

わたしはこの3ヶ月でいくつかの重要な鍵を手に入れた。その鍵は3ヵ月後の目標達成に向けて大きな貢献を果たすはずだった。また、福岡では博多ラーメンその他により衰退しかけ成長は見られなかったが、それでもロフト構造やほぼ完璧な柔軟環境により、それは重要な前段階だったと言ってもいいだろう。2~3kgの下腹部についた脂肪も、この3ヶ月へのいい肥やしとなる。

さあ、この3ヶ月で果たすべきゴールは明確だ。1級、そして12c。そしてそれを果たすためにやらなければならないことを明瞭だ。それは7つの継続したプロセスによって成し遂げられる。今までのすべての成し遂げてきたことが試されるだろう。精神修練と禁肉、禁酒の思い出すらも、この半年の負け犬のような、または貴重な捨石となった暗黒のときを打ち滅ぼすために使われるだろう。時は来た。

・一日100回の集中的な懸垂。
・一日100分の科学的なストレッチ。
・週3回のクライミング。そしてその工夫。
・完全な滋養と健康。禁酒と3kgのダイエット。
・溝ノ口ジムの会員化とそのプールの週一の利用。
・新しい靴の活用と、継続的な発展。
・一日3回以上の階段の上り下りと3本指の日常化。


一つ一つ補足していこう。

・一日100回の集中的な懸垂。

福岡のレオパレスのマンションで唯一のいいところは懸垂運動に最適なロフト構造を持っていたことだとは以前にも何回か述べた(※それ以外は狭い部屋、隣の部屋のうるさい洗濯音、布団一枚の極寒環境などあまりいいところがなかった。でも、住めば都だったことは否定できない)。そして懸垂を一日100回くらいやってみると、やはり何らかの効果はあったようだった。

毎日継続して行うことがもはや必須だ。だからわたしはこの家でも毎日100回の懸垂を行うだろう(そしてそれは時間的な経過とともに質的及び量的な改善が加わるだろう)。クライマー用の懸垂ボードが購入されるのはまだ先のことだが、今でも箪笥の縁で十分に懸垂が可能であることが判明し、今日からやり始めている。


・一日100分の科学的なストレッチ。

朝30分、夜70分のストレッチ。主に股関節の4つの方向への柔軟がその中心となる。年始にインターネットで調べるまで、わたしのそれはいろんな本から集めてきたいわば寄せ集めのストレッチに過ぎなかった。今は違う。いくつかのわたしの体に関する重要な発見をもとに(すなわち左の屈曲が固いこと、右の内旋が固いこと、そして股関節全般の絶望的な固さ)、科学的なアプローチでストレッチを行っているのだ。

人並みの体の柔らかさを手に入れるまで1年から1年半ほどかかるだろうというのは覚悟している。しかしこの一日100分の科学的なストレッチは3ヵ月後の目標をクリアするために必須であるし、36歳でヨセミテを完登し、39歳で肉体的な頂点を極めるためには避けて通ることはできないのである。(※なお、わたしはこの100分という時間を有効に使うため英語の朗読やビデオの視聴などと平行して行っていくことになるだろう。もちろんストレッチ自体への集中が必要なことは言うまでもない)


・週3回のクライミング。そしてその工夫。

福岡では主に地理的な制約により週一回のクライミングが限界だった。しかしここ東京は違う。わたしは8月までのときのように週3回クライミングジムまたは実際の岩場に通うことになるだろう。その時、わたしは次の態度を決して忘れてはならない。つまり先達に聞き、常に創意工夫し、完全なる集中力でクライムを行わなければならないことを。

例えばこの3ヵ月わたしは例の3本指のトレーニング時間を多く設けるだろう。それとともに明確な課題を設定し(例えばある種類のムーブを強化する)、それを短いサイクルで達成していくだろう。また、実際の岩場に頻繁に出向くという効果も忘れてはならない。最低月一回は自然の岩と対話するだろう。さらに、ロープクライミングの重要性も再認識し、ロープをもう買ってしまって、リードクライミングもしまくるだろう。


・完全な滋養と健康。禁酒と3kgのダイエット。

福岡では博多ラーメン、もつ鍋、そして水たきなどにより下腹部に2~3kgほどの余分な贅肉がついてしまった。朝はバナナ、昼はコンビニの野菜やタリーズの軽食で済ませていたのにもかかわらず、ここ数年で一番悲惨な状態になってしまったようだ。他にも毎朝ニンジンジュースを飲めなかったこと、土日にジョギングできなかったことも大きな理由だったろう。

クライミングで高い目標をクリアしようと思ったのならフィジカル、メンタル、テクニック、そしてニュートリションが欠かせない。わたしにとっては毎朝のニンジンジュース、フルーツそして野菜重視の食生活が必須となるだろう。また、ジャンクフードを極力避け、お酒というものもできる限りやめたほうがいいだろう。一般的に何かを手に入れるには何かを差し出さねばならない。(昼食も一人で過ごさなくてはならなくなるだろう)


・溝ノ口ジムの会員化とそのプールの週一の利用。

溝ノ口のジムには素晴らしいロープクライミング用のウォールがある。そしてそこはいつも空いており、ボルダリングも自分で課題を作りながらほぼ独占してクライミングを楽しむことができる。また、各種エクササイズマシーンとともに最上階にはプールがあり、体幹力を強化しなければいけないわたしにとって貴重なトレーニングが可能となる。よってもう費用対効果とかは言ってられず、わたしは敢然と手続きを行うだろう。


・新しい靴の活用と、継続的な発展。

新しい靴を購入した。今まで履いてきた靴は主に初心者用の靴で、ここに来てはじめてよりレベルの高い靴を試し始めたわけだ。靴をきつく履くという今まで経験したことがない感覚とともに、その痛みは明らかに克服可能であるということが判明し始めているわけだが、その高性能なシューズ能力が今後最大限に生かされ始めるだろう。特に実際の岩場の細かい起伏を的確に捉えられ始めるだろう。なお、これは継続的なプロセスとなる。


・一日3回以上の階段の上り下りと3本指の日常化。

一見クライミングとは無関係な日常に目標達成のための鍵を忍び込ませるのだ。福岡での職場はビルの18Fにあった。そしてその18Fまでわたしは3回の上り下りを繰り返した(朝、昼、夕方)。基礎体力が向上し、そのジャンプ力は見違えるほどだった。だからここ東京のオフィスでもそれを実践し(毎日の創意工夫とともに)、わたしは手に入れるだろう。

また、カバンを常に3本ないしは2本指で持つこと、信号を待つ時間などにストレッチを行うことも心がけよう。要は常にその1級の課題を落とすことをイメージし、日常をパルスで満たし、または体幹を意識し、昼食から帰ったらハンドグリップを必ず10回3セット握り、人が少ない電車の中では人に気づかれないように手すりにぶら下がり、通勤途中にいい懸垂ポイントを見つけてやってみよう。


この3ヶ月をわたしは待ちわびていた。

Sunday, February 03, 2008

blog - 3つの集中分野①「英語」



福岡の3ヶ月でわかったことは、正しくそして継続的な努力によって英語力の向上が可能であること、今までにないレベルにわたしは到達し始めていること、そして何より、職場の帰国子女の優秀なエンジニアたちの優秀な英語を肌で感じ、彼らにはまだ到底及ばないことを明確に認識したことだった。

ではやってみせよう。わたしはやってみせよう。この3ヶ月で彼らレベルの英語力を身につけてみせよう。彼らレベルの英語力は実際に海外に行かなければ身につかないと思ったときもあった。それは甘えだった。わたしには部分的ではあるが英語を実際に使える環境があり、十分な基礎もあった。そして何より野心と、それを支える辛抱強い集中力があった。わたしは時を超えられるはずだった。

さあ、この3ヶ月のプランを練り、実現を確実なものにしよう。以下の対策を完全な集中力でもって実行すれば、わたしの求めるゴールは必ず手に入り、わたしはいよいよ最終ゴールへの挑戦キップを手に入れるだろう。

・英字新聞。それは語彙力、表現力、英語力を完成に近づけるだろう。
・英語読書。それは紙とペンで繰り返され、そしてまた繰り返されるだろう。
・英語シンキング。それは最終兵器であり、最も忍耐力を必要とする。
・英語ブログ。それはライティング力を強化し、論文作成への橋となるだろう。
・英語ビデオ。それはスピーキング力を強化し、演説家へと押しやるだろう。
・英語で仕事。それは基礎であり、継続的発展の要諦でもある。
・英語勉強。それは最後の文法書となり、最後の単語帳となるだろう。


一応それぞれ補足してみることにする。

・英字新聞。それは語彙力、表現力、英語力を完成に近づけるだろう。

現在購読しているのはThe Japan Times Weeklyだが、この次はDailyを頼むことになるだろう。主に朝の時間に声を出して読み、さっと意味が出てこないところをマーカーでマークし、読み終わった後に電子辞書でその箇所の確認をする。朝に3ページを読むことにしよう。30分で終わればいいが最初の頃はまだ無理だから、若干早起きしなければならなくなるだろう。

この時間は価値が高い。まず、朝に行うことによってその一日の英語への感覚が最大化される。舌がスムーズになり、英語をよりクリアに理解できるようになる。そして新聞レベルの語彙力と表現力(ただし表現力は次の英語読書で強化しなければならないだろう)が手に入るだろう。また、英語への耐性が強化され、英語で時事を学ぶことにもなろう。オバマとかね。


・英語読書。それは紙とペンで繰り返され、そしてまた繰り返されるだろう。

この勉強法は去年暮れくらいに開発したのだが、これがわたしの英語力を強力に向上させる第一の戦略となるだろう。要は効果が高いのだ。以下に簡単に述べる。①強い興味を持てる、及び適切な難度の書籍を選ぶ。②主に電車、スタバで読書する(椅子と机があるとよい)。③わからない単語、そして気になった表現を必ず辞書を使い調べる。④自分で使いたいと思ったものを例文とともにノートに書き込む(大体一日10~20くらい書き込まれる)。⑤そのノートを一日の始めに必ず見返す(なおこのとき電子辞書のヒストリーも見返す)。⑥読み終わったら夜のストレッチの際に2回目として朗読する。

ちょっと長くなってしまったが上記のような要領で続ければ、必ず英語力が向上するものと確信している。ポイントはやはり紙とペンによる繰り返しの重要性と、2回目の朗読にあると思う。また、自分が本当に興味を持っている本ということも重要だ。すなわちそれによって2回目の朗読も苦にならず、強い集中力で読み進めることが可能になるからだ。さらに、様々なジャンルの本を読んでいくことも重要。心理学の次はIT。ITの次はクライミング。その後はオバマみたいな。


・英語シンキング。それは最終兵器であり、最も忍耐力を必要とする。

英語の発信力の強化。それはこれにかかっているといっても過言ではない。ネイティブがなぜあんなにも話すのがうまいのか。なぜ4年ほどの留学はある一定の効果を及ぼさざるを得ないのか。それはここにある。つまり話しかける前に考える。今日の英語のやり取りを英語で考える。英語で会話するために英語で用意し、英語で戦略を練る。方向が定まったら、あとはそれにかける時間がそのレベルを規定する。

ではこの日本でこれをどのようにわたしは実現するか。福岡では一時期成功しかけた。それは職場での英語のやり取りが増え、効果的に英語でコミュニケーションをとらなければ仕事が失敗したからだ。だから事前によく考え、布団の中でも英語で考え、バスの中でも英語で反省したのだ。これを読書をしながら、歩いているときにふと、インド人の同僚に話しかける前に、英語しか話さない友人をつくりその会話の前後に繰り返せば、わたしのスピーキング力は加速し始める。


・英語ブログ。それはライティング力を強化し、論文作成への橋となるだろう。

一日一英語ブログ。それはアメリカ人たちへの情報発信でもあり、世界人としてのわたしの日記でもあり、洗練された表現、より高度な単語を使いながら、一つ一つを文学のように、またはカジュアルな会話のように、雄弁なスピーチのように、わたしはまとめ上げるだろう。haruy02's IT world of the world.もそろそろ書き始めなければならないだろう。


・英語ビデオ。それはスピーキング力を強化し、演説家へと押しやるだろう。

最低一日5分自分を英語で表現する。それをビデオにとり、見直して反省、軌道修正する。いや、5分では足りないな。15分やってみよう。その為の専用のビデオも買おう。うん。必ず15分ビデオの前で話すのだ。最初はひどいものが出来上がるだろう(現在も3分くらいですらひどいものなのだから)。

しかしそれをいいものにするための自律的修正作用が働き、わたしは事前に構想を練り、それはスピーチの準備のように、自分の考えを(英語で)まとめ、適切なテンポとリズムで、時には雄弁な表現で、ボディラングエッジを交え、わたしはそれを完成させるだろう。


・英語で仕事。それは基礎であり、継続的発展の要諦でもある。

英語で仕事をするチャンスを確実にものにせよ。Eメールの表現を一つ上に上げよ。綿密に準備し、完全な英語を話す努力をせよ。プレゼンせよ。スピーチせよ。テレコンせよ。挨拶せよ。工夫せよ。挑戦せよ。日本人にも英語で話しかけよ。英語勉強会を組織せよ。ディベートせよ。ペーパーを書け。今までの成果をまとめよ。英語で仕事をせよ。


・英語勉強。それは最後の文法書となり、最後の単語帳となるだろう。

わたしのこれからの人生は、英語のためだけの勉強、英語学習用に書かれた書籍を使っての勉強に使う時間はないであろう。わたしの時間は明らかに限られており、わたしはわたしの時間を有効に使わなければならない。これを行うための今までの3年間であった。そのためのTOEIC950であった。しかしわたしはやり残した最後の「英語勉強」に30時間を使うであろう。それは文法本と、何らかの単語本とイディオム本である。


集中力で成すべきことを成せ。

Tokyo - 3つの集中分野



わたしは東京に戻り、三鷹の家で寝て起きて、人参ジュースを飲み、フルーツを買い、友人とクライミングに出かけ、ロフトでアクリル100%のカーペットを買い、ダントツの性能の洗濯機で洗濯をし、一人の時間を過ごし、ストレッチを1時間かけておこない、新たな知見、新たな決意を得て、今ここに座っている。

わたしは今ここに戻ってきた。わたしの新しい時代、新しい月は始まった。福岡での3ヵ月は素晴らしかったが、それは準備、雌伏、揺籃のときだった。わたしは揺るがない決意でこれからの3ヶ月を過ごし、目標に、夢に一歩ずつ近づかなければならない。さあ時は来た。今まで身につけたものを駆使し、この3ヶ月を過ごすのだ。そしてその3ヶ月のあと、わたしは大いなるビジョンを示すだろう。

わたしは何より思ったのだ。集中が大事だと。3ヶ月という短いスパンでは力の分散をこそ防ぐべきで、多少の偏りには目をつぶり、その明確に定められた目標を達成するために集中すべきだ。福岡では開放そして受容が大きなテーマだった。そしてここ東京では閉鎖、集中がそのテーマになるだろう。大いなる鐘の大いなる響きは今鳴った。

■3つの集中分野
・英語
・クライミング
・ビジネス


人生には心技体のそれぞれの充実が欠かせないことは以前述べた。わたしはその原則どおり、心技体を高め、五感を研ぎ澄まし、創造力を活性化し、粘着な努力を繰り返し、手に入れるべきものを手に入れるだろう。その準備のための3ヶ月だった。この3ヶ月のための3ヶ月だった。時は来た。

Friday, February 01, 2008

Fukuoka - 福岡からの帰還



今日2/1、博多から東京に戻ってきました。いろいろな出来事があったし、大きな成長があったし、わたしの人生の中で忘れられない3ヶ月になるでしょう。今日は、以前に宣言したとおり8つの今後に生かされる教訓を述べるとともに、新たな3ヶ月に対して思いを馳せよう。わたしに立ち止まることは許されない。

■福岡で得られた教訓
一.挑戦は避けるな。迷ったら飛び込め。
一.機会を最大活用せよ。例えば博多美人。
一.英語については日々の積み重ねを怠るな。創造的に。
一.柔軟環境を整えよ。具体的に言うとマットを購入せよ。
一.懸垂環境を整えよ。具体的に言うと懸垂器具を購入せよ。
一.人との出会いを最大化せよ。一期一会を忘れるな。
一.常に前向きに。自分を信じよ。


ま、一つ一つ補足説明してみようか。

一.挑戦は避けるな。迷ったら飛び込め。

今回の福岡出張はアサインされる予定だったプロジェクトが延期してしまったのでそれに代わる選択肢としてインド人の上司から提示されたものだった。福岡ということで一瞬の躊躇はあったが、わたしはわたしがポリシーと定めているものに則り、積極的決断をしたのだった。そしてこの行為はまったく報われた。

何か決断するときに、自分のコンフォートゾーン(居心地がよい環境)との綱引きがあったのならば、迷わず挑戦するほうを選ぶべきだ。今のわたしにはその積極的選択を選択できる準備と精神的態度があり、わたしはそれを最大限に活用すべきなのだ。30代前半の最後の挑戦はもう目の前に迫っていた。


一.機会を最大活用せよ。例えば博多美人。

博多美人という言葉は何か面白い響きを含んでいるのでこのブログでも多用してきてしまったが、これは一つのアイコンに過ぎず、福岡で3ヵ月生活してきたなかでの様々な経験を代表しているに過ぎない。例えば、50リットルの旅行カバンの購入があった。例えば、レオパレスのマンスリーマンションでの初めての生活があった。例えば、長崎、熊本、鹿児島への九州ぶらり一人旅があった。

機会を最大活用するという積極的姿勢がなければ、場所が単に東京から博多に変わっただけの無味乾燥な面白くない3ヶ月が展開されてしまっただろう。わたしはすべての機会をチャンスと捉え、それを最大限に活用しようと、最大限に楽しもうと意識してきた。制約条件はなくはなかったが、私生活のみならず、仕事でもその経験を最大化することができたと思う。


一.英語については日々の積み重ねを怠るな。創造的に。

英語はいまだわたしの主要な挑戦領域の一つであるということは以前述べた。ポイントは創造的に、そして集中力を持って学習に当たることだった。そして他の領域との相乗効果、例えば英字新聞の朗読、仕事関連の洋書の読書、オバマへの理解などを図るべきだった。すなわち、単なる英単語本を使った英単語の暗記、英語学習本を使ったスピーキングの強化、そういったものからはもう離れることができた。

3ヵ月、その特殊な環境に身をおくことによって(特殊というのは主に変化が少ないという点で)、いろいろと観察できたことがあった。例えば朝に英字新聞を最低一面を朗読するかしないかでその日の英語の調子が大分変わること。英語ブログ、英語ビデオを行うには明確な意志が必要であること。紙とペンが使うことによって初めて単語と表現が繰り返し記憶の中で自分に定着することなどを明確に認識した。


一.柔軟環境を整えよ。具体的に言うとマットを購入せよ。

東京の自宅はフローリングなのだが、博多のレオパレスは絨毯だった。柔軟に最適だった。また、博多のhoahoa(クライミングジム)には広いストレッチエリアがあり、そこにはホットカーペットが置かれており、それも柔軟に最適なのであった。わたしは年初に柔軟に関する悟りがあったことは既に述べた。わたしはホットかホットではないカーペットを購入することだろう。


一.懸垂環境を整えよ。具体的に言うと懸垂器具を購入せよ。

博多のレオパレスには懸垂運動に最適なロフト構造があったことは既に述べた。その構造のおかげで毎日が楽しいものになったばかりか、自宅にそのような環境があることの見逃せない重要な利点を認識するに至ったのだ。次のレベルに進むには、そのような対策が必要なことは自明であった。わたしは今のマンションに敢然とボルト穴を開け(すわわちそれは敷金が帰ってこないばかりではなく修理費を請求される可能性があるということだ)、懸垂ができるクライマー用のボードを購入するつもりだ。


一.人との出会いを最大化せよ。一期一会を忘れるな。

福岡では福岡での人々との出会いがあった。職場の人間関係があった。職場の若手とそのグループとの飲み会や飲み会に類するものがあった。また、同業の優秀なメンバーとの協同があった。なにより、愛すべき博多美人たちとの心の交流があった。いくつかは次の機会を待つし、特にその同業の優秀な人たちとは今後も付き合いを続けていきたいと思ったのだった。人生は一期一会だし、『The Art of Loving』を読了したのも博多だった。


一.常に前向きに。自分を信じよ。

いくつかの今後に繋がる発見・確信があった。まず、わたしは新環境にすさまじい勢いで適応可能であること。そして新しいタイプの仕事でも素早く吸収し、優秀な仕事をすることができることを周りにもアピールできるということを再確認できたというのがあった。非常に難しい、タフな仕事だったが、なんとかやり遂げることができたし、わたしはわたしの力を確信できた。

これからも難しい状況、新しいタイプの仕事、創造性が要求されるタスクなどがわたしの目の前に立ち塞がっていくことだろう。しかしわたしは知るべきだ。わたしはしかるべき準備としかるべき態度を持てば、それを乗り越えられるだけでなく、非常に満足できる結果をそこから得られるであろうことを。わたしは知るべきだ。わたしはそのことによって初めて満足というものを手にいれ、それがわたしの人生を形作っていくことを。自分を信じ、信じる道を行け。


福岡3ヵ月。それは至福の思い出。究極の旅行。