日本経済新聞のこれからの10年に関する展望と提言は面白かった。2010年の予想という視点からそこにわたしなりの意見を付け加えてみたい。
・政治、新しいリーダーの登場
・経済、中国の台頭と日本の低迷
・アメリカ、オバマのリーダーシップと光明
・グローバリズム、いよいよの進展とBRICsの存在感
・株価、現状どおり
・円、100円越え
・情報技術、AppleとGoogleによるますますの進展
・原油と資源、ゆるやかな右肩上がり
・アパレル業界、デフレの進行と新しいセグメントの出現
・スポーツ他
1つ1つみていこう。
■政治、新しいリーダーの登場
参院選挙後、鳩山首相退陣とみる(参院選では民主勝利)。小沢民主党幹事長もほぼ失脚(カネと人格の問題で)。そして岡田現外務大臣が首相に就任するだろう。これは願望も入っているが、これで新しいリーダーシップの力が発揮され、政治はようやく好転するだろう。本日の日経にも書かれていた諸々の成長戦略が実際に行動に移され始めるだろう。
■経済、中国の台頭と日本の低迷
経済についてはますます中国のプレゼンスが向上していくだろう。日本にとっても貿易相手として輸出、輸入双方にとって欠かせない相手となる(特に観光でその重要性が認識されるだろう)。日本はますます厳しい状況に直面し、国民に痛みをもとめる声が高くなっていくだろう。将来世代に負の遺産を押し付ける態度は強く非難されるだろう。
■アメリカ、オバマのリーダーシップと光明
オバマは成果を上げ続けるだろう。経済もいよいよ好転し始め、アフガンでも成果が出始めるだろう。ダウは12,000ポイントは堅い。
■グローバリズム、いよいよの進展とBRICsの存在感
特にブラジルの好調が注目されるだろう。それはルーラ大統領の類まれな能力と人口増加率によるものだが、南国の国が先進国入りできるかどうかのよい試金石になるだろう。ブラジル視察の旅も計画されなければならない。
■株価、現状どおり
日経平均は1万円付近を行ったり来たりする状況が続くだろう。1万1千円を超える局面はそうそうないだろう。
■円、100円越え
円高傾向は終わり、円安に向けて大きく動くだろう。110円を見る局面も見られるだろう。
■情報技術、AppleとGoogleによるますますの進展
AppleとGoogleによるいい意味での競争がよい製品・サービスを生み出し続けていくだろう。LTRや4Gなどの携帯通信技術も大きな利便をもたらすだろう。
■原油と資源、ゆるやかな右肩上がり
原油価格はゆるやかな上昇、その他の商品も基本的には上昇だろう。
■アパレル業界、デフレの進行と新しいセグメントの出現
ファストファッションはいよいよ頂点をみるだろう。それとともに新高級セグメントの出現が人々の注目を集めるだろう。いいものをいい方法で消費者に届ける企業が消費者に選択されるだろう。
■スポーツ他
ワールドカップは惨敗。
ほとんど当たることになるだろう。