もっと早く読めばよかった。この人の前著の『ジム・ロジャーズ 世界を行く』はこのブログのタイトルにも取ったくらいわたしに大変な感銘を与えた本なんだけど、その続編とも言えるこの『世界大発見』はさらに大きな影響をわたしに与えた。
この人すごいねぇー。3年間かけて、116カ国、24万キロをベンツの改造車(オープンカーを無理やり4WDした)で婚約者と旅したんだ。世界を考えながら、経済状況を把握しながら、投資戦略を練りながら。(あと世界のいろいろな食事を食べながら。イグアナとか)
それはさておき、日本株を整理した資金で、再度中国に大きな投資をしようと今考えている。彼も言っていたけど、中国のこれからの成長はもはや疑う余地がない。彼は他のBRICsのロシアやインドには悲観的な意見を抱いたけど(それは驚くほど批判的なものだった)、中国にはほぼ手放しで褒めちぎっており、わたしとしても、それを鵜呑みにすることはできないけど、確かに納得できるものを含んでいるのであった。
ちょっと前に『中国二季報』を買った。ざーと見ただけでも、まだまだ魅力的な株式が中国市場には存在する。素人に人気が出そうな不動産や自動車関連はほっておいて、ファンダメンタルズ的な要因を重視しつつ、中国の強みが出そうな業界に狙いを定め、今個々の企業の調査を進めている。ドル安ということもあって、今が中国への再投資の最善のときじゃないかと思っている(ドルと香港ドルは連動する)。
投資家はやはり、自分の資金が大きな価値を生む投資先に投資を行わなければならない。銀行にお金を預けるのは簡単だ。トヨタやソニーに投資をすることも簡単だ。そしてそれは「安全」で、例え失敗したとしてもその損失は比較的穏やかなもので、自分が責められる余地も少ないだろう。しかし、本当の投資家というのは、一見リスクが高そうな投資先を綿密な調査と冷静な判断で素晴らしい投資先に「変える」ことができるのだ。俺もそれを目指そう。
少し自慢話になるけれど、3年前に初めて中国株に投資したとき、数十の候補から4つにまで絞り、その後さらに2つに絞り、その2つの投資先に段階的に投資を行ってきた。それらは今2倍になったり3倍になったりしている。そしてふと、候補から外れたその他の投資先をチェックしてみると、上がってはいたけれどそれはわたしのに比べていかにも平凡なものだった。つまり、わたしには選択眼があるか、運がよかったのだ。
さあ、1つの分野に1つの努力を積み重ねていこう。そこからはじまる。
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I finished a book "Leadership On the Line", which is a quite wonderful
book! So, I'd like to first describe what I learned and will learn from
this book on...
15 years ago
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