Sunday, August 20, 2006

blog - パルス、そして身体張力という概念

『クライマーズ・ボディ』という本を読んで、いろいろな新しいことを学んだのでここに書いておきたい。まず、力にはいろいろな種類があるということ。一般に、最大筋力が発揮する力強い力と、持久力というものの2つが思い浮かぶだろう。わたしがこの本で学んだものはその他の「神経系」というものと「身体張力」というものだ。

「神経系」の力とは、これも知られているところだと思うが、パルスの強さによって力が発揮できたりできなかったりすること。クライミングジムで、女性がいとも簡単にわたしが登ることができない厳しいルートを登っているのを見たときに感じたことだ。体重だけではない。おそらく彼女らにはこのパルスの強い力が宿っている。

そして今日ここで強調したいことは「身体張力」の概念だ。体幹力とも言われる。要は全身に張り詰める力。鉄棒にぶら下がってもブラブラせずに体を一定の状態に保っていられる力や、岩に張り付いてそこにじっとしていられる力のことをいうのだと思う。

2つの映像を見てもらいたい。

■CRAZY CLIMBING
http://www.youtube.com/watch?v=zP2ix_Xs2N0

■STREET CLIMBING
http://www.youtube.com/watch?v=RIcUgQ41Pac


これらはこの「パルス」であったり「身体張力」の真髄を表していると思う。最近ジョギングをしていても感じることだが、ただ漫然と筋肉が動かされるのじゃなくて、パルスや身体張力といったものが生かされて体が動かされると、そこには真に躍動感があふれる体の動かされ方が見られるし、こういうのを意識してトレーニングすることが大切なんだと思う。

学ぶということはホント重要だ。「パルス」とか「身体張力」という概念を知らなかったら、わたしはこれからのわたしの肉体上の成果を得ることはできなかったであろうし、わたしが子どもや若い人にものを教えるときに何か重要なことを教えることができないような危機を迎えてしまったように思う。


わたしは近々、肉体上の何らかの成果を手に入れるだろう。

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