過去最大の挑戦をしようとしている今、過去最大の決意でもって、過去最大の努力をおこなわないことがあろうか。わたしは今まで小さなことから中くらいのことまで様々な挑戦を行ってきた。今回それを振り返り、この過去最大の決意というものをあらためてまとめてみたい。
・IT期
・揺籃期
・中小企業診断士期
・英語期
この4つの期に分けられるだろう。ではそれぞれみていくことにしょう。
■IT期 ('97 - '01)
わたしの何とも明確な目標意識を欠いた、ただそれはそれで必要であったわけだが、つまり世界との距離と、自分自身と真摯に向き合ったという意味だが、その学生時代を終えたわたしは、ITの世界へ向かっていったのだった。目標は明確だった。あらゆる資格を目指し、あらゆる機会を模索した。
・ただし、このときに今参考になるような決意はない。
■揺籃期 ('01 - '02)
そう、禁煙を通じて自己変革を経験したまさにその時から、わたしの揺籃のときは始まったといってもいいだろう。わたしはそのとき人間の可能性と、自分が達成可能なものの大きさに驚きを感じた。わたしは精神性というものを感じた。わたしは精神の確かな一歩というものを感じた。
・自己啓発本、哲学の本、ビジネス書、あらゆる本を読んだ。
・一時期将棋にはまり、19手詰めくらいは簡単にできるようなった。
・しかしベンジャミン・フランクリンの言葉を思い出し、将棋をやめた。
・禁煙し、ベジタリアンになった。ベジタリアンは2年間続け、そしてやめた。
・そう、わたしは意志の高まりを感じ、それからはじまる挑戦を楽しみにしていた。
■中小企業診断士期 ('02 - '04)
心は新たな知的分野を求めていた。仕事で卓越するために、新しい高みへ到達するために、何か新しい挑戦を求めていた。経営への興味から中小企業診断士に狙いを定め、学校に通い、ポーター、コトラーなどの経営書を100冊以上読み、夜な夜な経営理論を考え、1年で合格した。頭脳は明らかに明敏になっており、わたしは何でもできそうな気がしていた。
・勉強を完全に中心に添えた生活。ものをよく書き、本をよく読んだ。
・脳というものに興味を持った。脳科学の本を読み、記憶のメカニズムに精通した。
・ロジカルシンキングやライティング術を修め、自由自在な表現力を手に入れた。
・交渉術やコミュニケーションに関する研究を行い、人前で話すのが得意になった。
・発声法や腹式呼吸をマスターし、古文を朗読し、百人一首を暗唱した。
・菜食中心の生活を送り、極めて健康な肉体と、健全な頭脳があった。(しかし飲酒と泥酔という悪癖があったことをわたしは忘れてはならない)
・一日中勉強していることが苦にならなかった。難解なファイナンス理論や経済理論を理解するのが楽しかった。
・そして圧倒的な学習量で優位に立ち、1年で試験に合格した。
・百ます計算や記憶ゲームなどで脳の著しい向上がみられたことをわたしは忘れてはならない。
■英語期 ('04 - '07)
中小企業診断士を終えたわたしは、次の標的を探していた。それが英語になるだろうとは予想していたように思う。すぐさま英語の勉強をはじめたが、小さな挫折があり、『竜馬が行く』や『ローマ人の物語』などの本と出会い、すこし回り道をして、そこから3年間どっぷり英語勉強の道に入った。そしてそこにはMBAへの挑戦というものも含まれていたが、それは取り消された。
・自分なりの学習法を開発するのが楽しかった。そしてそれは効果をおさめた。
・平日5時間、休日10時間というのが1つの目安になった。それを達成するために昼食時間を学習にあて、朝は始発電車を利用するようになった。
・禁酒をした。完全的な禁酒は7ヶ月しか続かなかったが、この成果には自分でも驚いた。
・クライミングをはじめ、より強靭で健全な肉体を手に入れ始めた。休日は逆立ちをし、平日は懸垂をした。
・TOEIC950をとり、一応の成果をおさめた。しかしそれは今振り返るとあまりにも低い達成点だった。
■MBA期 ('08 - )
さて、このように洗い出しを行っていくと、今までのベストプラクティスと、今行っているより新しい方法と、そしてそれらを掛け合わせたさらに進化させた新しい決意というものがみえてきたように思う。わたしはそれを以下にまとめ、より強化されたいわゆる意志力でもって、この素晴らしい9ヶ月を進んで行きたいと思うのだ。
・平日5時間、休日10時間の勉強を基本とする。
・禁酒、そして菜食。これを任意的な絶対条件とする。
・脳へのフォーカス。百ます計算やモーツァルトの復活。
・TOEFLメソッド、GMATメソッドの開発と実践。
・英語の3つのエリア(*)の早期達成。
・あらゆる分野の本の読書。これが基礎となる。
・アウトプット力の継続的な強化。すなわち演説力とプレゼン力。
(*)英語の3つのエリア
1. 議論可能なスピーキング力
2. ネイティブに勝るリーディング力
3. ネイティブに勝るとも劣らない文章表現
これが最後の挑戦になるだろう。