Tuesday, March 17, 2009

blog - 新・体の教養

以前にも体の教養について書いた気もするが、そしてある程度わたしは体の教養というものを持っていると思っていたが(それは呼吸法のマスターやクライミングにより)、それは大きな間違いであることに気づいた。そう、わたしは新しい体の教養を手に入れつつある。

それは友人から借りた一冊の本から始まった。それは「和」の体の作法を能を通じて解説する本だったが、もろもろの概念に思い当たるところがあり、早速実生活とクライミング、そしてトレーニングにおいてその「和」の身体技法を試している。ポイントは、、

・体のゆるめ方とその重要性。
・深層筋の活用。特に大腰筋。
・骨盤と丹田の意識(バック・ヘッド感覚とスカイフック)。
・「力を入れる」と「力む」の違い(力を抜いたまま「弓を引く」)。
・「体と用(ゆう)」と「陰と陽」などの精神的な背景(実質的にはあまり関係ない)。


このくらいか。日常生活においては特に歩いているときに今までいかに腕に力が入っていたかをまざまざと認識した。そしてトレーニングのときも体中いたるところに力が入ってしまっていて、効果的ではなかった。そして柔軟(ストレッチ)の時に驚いた。今までいかに無駄な力で柔軟の効果が阻害されていたことか。そして体をゆるめることによりいかに体がやわらかくなっていくか。

そしてクライミングにおいても、待機時間に脱力できていないことによって回復力が阻害されてきたし、実際に登っているときも無駄なところに力が入っていることにより最大能力が発揮できていなかった。そしてそのことにより力を入れるべきところにも最大筋力を発揮できていなかった。丹田への意識と呼吸法、そして「和」の身体技法がわたしに新しい可能性を提示した。


今は体を動かすだけで楽しい。

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