今度は2008年の予想を書いてみよう。何かのヒントになるかもしれないし、未来を予想する力を鍛えることにもなる。一年後に結果を採点する。以下のトピックで予想をしよう。
・アメリカ大統領選
・日本の政治
・世界経済
・為替
・スポーツ
・天候とフルーツ
・科学的発展
・IT
・ファッション
・ブーム
・芸能界
このくらいか。では個別にみていこう。
・アメリカ大統領選
最も注目しているイベントがこれ。アメリカ大統領選挙。おそらく民主党が勝つことになると思うが(もちろん8年間のブッシュ政権への反発から)、その民主党の候補となるのが誰になるか。これが最も注目すべきポイントとなるだろう。
ヒラリーか。オバマか。はたまたジョン・エドワーズか。全米規模でみるとまだまだヒラリー優位だけど、1月上旬の選挙でオバマが勝つようなことがあると雰囲気がガラッと変わってくるだろう。人々はオバマという人物をよりよく知るようになり、まさに奇跡が起きるかもしれない。
今オバマの著作を読んでいるんだけど、彼の最も特筆すべき特徴は、型にはまらない優れたリーダーであるということ。例えば彼は共和党、民主党という二項対立からの脱却を叫び、政治のレベルを一つ上げようとしている。これは他の候補が誰もやっていないことだ。
彼の信念が達成されたら、理想的な、今後100年を規定するような民主主義政治が行われるだろう。20世紀、人類は一つになり始めた。そして21世紀、人類はさらに次を目指すだろう。本質が強調され、旧時代の遺物、意味のない連帯、子供じみたゲーム感覚などが駆逐されるだろう。人類に進歩を促すだろう。
・日本の政治
対して日本の政治に対しては暗い予想しか抱いていない。小泉政権は確かに素晴らしい政権だったはずだが、ほとんどの人がこれをこう認識していない。劇場型政権、格差拡大などなど。違うんだ。彼は小さな政府、競争力ある社会、政治的リーダーシップを求めて活動してきただけであって、避けることができない副作用や特異性だけに着目すべきではないのだ。
その結果が民主党の躍進であり、政治的停滞の時期の到来であり、おそらく今年中になるであろう民主党の政権獲得という日本政治史上まれに見る愚の展開に繋がっていく。非効率、目的のあいまい性、平等に見える不平等など、日本社会及び経済はしばらく停滞を続けるだろう。しかたない。
・世界経済
アメリカ経済は冷え込み続けるでしょう。それはサブプライムはもとより、イラク戦争というのが大きい。毎月1兆円の出費(2008年度イラク戦争関連予算額は約17兆円)、3.5兆円戦争ともいわれるその負担が、じわりじわりとアメリカ経済にのしかかってくる。これは現在の日本の負債額のように構造的大問題となっていくだろう。
ということでアメリカ経済は少なくとも2008年後半まで低迷を続けるでしょう。対して他国については、日本はまだまだ堅実な成長を続け(といっても低成長には変わりないのだが)、中国は躍進、インド・ベトナムなども変わらず進展を続けるだろう。1997年のアジア通貨危機を引き起こしたような為替による問題が起きないとは限らないが、世界は同じ過ちを犯し続けることはないだろう。
・為替
為替ほど読めないものはない。ただ、為替ほど事実に基づいて推移するものもない。だからやってやれないことはないし、わたしはこれを今年やろうと思っている。別にFXとかをやるわけではない。世界分散投資を行うには為替の知識、能力が不可欠なのだ。ということで以下に主要貨幣について予想してみよう(2008年12月末日)。
ドル ・・・ 105円
ユーロ ・・・ 170円
・スポーツ
うーん、あまり興味ないな。。
・天候とフルーツ
天候は読めないな。フルーツはおいしければいいな。
・科学的発展
ますます安く、ますます小さく、ますますデジタル化が進むだろうね。代替エネルギーの確立までは同じような流れが続いていく。
・IT
巨大化と細分化が同時進行するだろうね。インドのSIerは伸び続けるだろうね。まだまだ産業としては伸びるだろうね。
・ファッション
オレンジ。
・ブーム
ゲームはWiiとDSだから、Appleがもしかして逆転とか?
・芸能界
正直興味はないが、お笑いには何らかの変化が必要だろう。
ではよいお年を。
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