Saturday, January 05, 2008

blog - バラック・オバマについて



アイオワの偉大な勝利に今日は寝れそうにない。スピーチの中で彼も言っているように、この日は歴史的な一日、転換点になるだろう。良識の復興、新しい民主主義、理想の政党政治。アメリカは変わり始めるだろう。アメリカは世界に対して発信し続けるだろう。それは始まっていると。

わたしは偉大な人を偉大と感じられる能力に感謝しなければならない。オシムがいなくなった日本代表は輝きを失ってしまった。リーダー不在の日本の政局は混乱し続けている。アメリカ史上もっとも危機的な状況にあるアメリカにおいて、過去例を見なかったほどの偉大なリーダーが誕生することはまことに喜ばしいことだ。

なぜわたしは彼を好きなのだろう。既存の枠の外で物事を考えられること(共和党と民主党の枠を超えて一つの国として行動せよ)。一貫性を持っていること(イラク戦争の当初からの反対。冷静かつ信義に基づいた行動)。スピーチが信じられないくらいうまいこと(JFK、キング牧師を上回るだろう)。政策の全体としての統一(ゆるがないし、媚びない)。

わたしは二党政治というものを本質的に信じていない。過渡期としての存在意義は認めるが、理想の政治はそのような形態はとらない。子供じみたゲームのような、未成熟なパワーゲームの、今までの政党政治は今日という日を境に変わり始めるだろう。彼の出現によって。偉大なスピーチを行う偉大なリーダーによって。


2008年は興奮の年となりそうだ。

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