Wednesday, September 05, 2007

blog - 心の拠り所について

まったく思いがけない言葉だった。

心の拠り所。このような言葉がわたしの中から出てくるとは。それを明確に認識しうるとは。わたしはその驚きでしばし呆然とし、スターバックスでソイラテを飲みながら、その仄かな温かみを感じたのだった。

もの考える学生の頃、わたしは連帯というものについて考えを巡らせた。その働きと構造を学び取るとともに、そこに非合理さや弱さをわたしは感じ取ったのだった。わたしは強く、鉄と鋼でできた精神を求めていた。答えは氷のようだった。

わたしはそのソイラテ・グランデを口に運ぶその一瞬に、世界中を隈なく旅し、ローマの戦士を見、幕末の志士たちをつぶさに眺めたのだった。それとともに生を受けてからその一瞬までを何往復もし、考え、そしてわたしはわたしを手に入れたのだった。


もう迷うことはあるまい。

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