Tuesday, December 05, 2006

China - [Day1]要はある人に車で送ってもらったのだホテルまで



北京空港に22:00くらいに着いて、普通の人は、というか普通の観光客の方々はタクシーに乗って自分のホテルまで行くのだろうけど、観光客ではないわたしは庶民の足であると思われたシャトルバスに乗ってホテルまで行こうと思っていた。チケット売り場まで多少てこずったが(変なタクシーの客引きに引っかかった)、16元(1元約15円)でチケットを買い、バスに乗り込んだ。

第一の失敗は、わたしは③番のバス(北京站行き)に乗る必要があったが、なぜかはよくわからないのだが「こっちが③番だよ」と他の観光客に呼ばれて、おそらく②番のバスに乗ってしまったことだ。これにより、北京駅ではなく、まったくわけのわからない場所(4日目にそこが西単であることを知った)に降りる羽目になった。

そこで降りて、途方にくれて、というかそんな暇はなく、急いで英語で運転手の人に話しかけた。そしたら英語がわからなさそうで(※英語と中国の関係については『英語、それは世界へのパスポート』の章を参照)、そっちの人に聞いてよみたいな仕草をされた。話しかけてみたら、そしたらその人は係りの人でもなんでもなく、バスの乗客で、彼も家に帰るところだった。

「北京駅に行こうと思っていたんだ」と話すと、「案内してあげよう」とのことだった。しばらくして、「北京駅に行ってどうすんの?」と質問されたので、「実はこのホテルに行きたいんだ」と地図を見せた。そしたら何やら気難しい顔をして、「うーん、難しいかもね。俺、今から車で家に帰るから、送ってあげようか?」とのことだった。

30代前半だろうか。落ち着いた感じの理知的な男性で、その親切を断る理由はなかった。事件簿が頭によぎったが、シチュエーションから判断して、そのような悪いことはおきえなそうだった。そう思ってその方にお願いし、無事ホテルまで送ってもらった。上の写真はその方の会社(写真は後日とった)で、ここから車でホテルまで行った。結構遠かった。


握手し、名刺をもらった。素晴らしい方だった。頭をガツンとやられたような感じだった。「中国とは、中国人とは」を考える上で、忘れられないファクターになりそうだった。世界は広い。

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