初日に大きな3つの誤算、失敗があった。
1つ。iPodが空港に向かうために乗った中央線の中の始めの再生のときにハングアップした。前日に中国語学習のPodcast(英語<>中国語)をたらふく仕込み、中国に着くまでの推定5時間をその学習にあてようと思っていた。iPodを呪い、運命を呪った。なぜにこんなときにこの場所で、わたしのiPodはハングアップするのか?!
2つ。北京国際空港で両替をし忘れた。成田空港で1万円だけ両替していったのが逆に災いしたのか、到着ゲート内の銀行を素通りしてしまい、両替できずじまい。1万円で中国の旅を過ごすのか。もう心細くてしょうがなかった。
そして3つめ。これが最大。日本から事前に予約していたホテルの地図が間違っていた。間違っていたというか、Google Mapで場所を地図上で特定させてから、念のため異なる縮尺で3枚ほど地図を持っていったんだけど、こともあろうか、そのポインタの場所が間違えていた。大きく西の方にずれていた。
前の2つなんて今から思えばどうでもいいことで、大した問題ではなかった(でもiPodで勉強できればもっと良かったかも。詳しくは「中国語と私」の章で)。3つ目の、地図の問題は、もしかしたら一泊目を路上で過ごさなければならないような大惨事につながるような誤りだった。厳冬の北京で宿がないということは、よければ瀕死の状態に自らを追い込むようなものだ。これは今考えても冷や汗ものだ。
では何が起きたのか?何が起きて、わたしは無事に宿にたどり着き、ベッドの中で安眠をとることができたのか?そこでの出会いが、わたしと中国を結びつける一つの大きな予感となったというのは一体どういうことなのか?今振り返って、それにはどのような意味があったのか?
これらを次に述べていきたい。世の中というのは不思議なものだ。
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