(※ホテル前でタクシーの運転手さんに撮ってもらう)
昨日の教訓を生かし、6:30にホテルを出る。優れた人物は、同じ間違いをほとんど犯さない。というか空港には最低1時間前には着くこと!
もうくたくただった。主に足のせいでそうだったんだけど、精神的にも、もう一杯一杯だった。でもそれは、いい意味での疲労感だった。
頭は今まで経験したことのないような考えで占められており、旅がもたらすほどよい緊張感でわたしのキャパシティは大きな伸長を見せ、新たな決意で胸は焼き焦がれんばかりだった。
9:05発の飛行機に乗り、成田を目指す。そしたら隣に座っていた女の子が離陸の際に涙ぐみ始めた。飛行機が怖いのかなと一瞬思ったけど、一人だったところを見ても、学校か就職かで一人日本に旅立つところのように見えた。不安と、家族そして友人たちへの想いから涙が出てしまったのだろう。
声はかけなかった。ただ、いずれはそのような時期が来ることは明確に感じられた。わたしは中国から飛び立つ際も大陸的な考えに頭を占められており、近い将来、竜のように、悠然と立ち上がることが想像された。
ニューヨーク、ロンドンにも負けないような、いや、ある意味すべてを凌駕した北京旅行は終わりに近づいていた。機内で見た『Mr. インクレディブル』は最後まで見れなかった。何か夢の中にいるような、そんな感じだった。成田に着いた。旅は終わった。
旅は終わった。そして、また始まる。
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