Wednesday, April 19, 2006

London - ミュージカルの夜。わたしは睡魔と猛烈に闘い、それに完全に負ける(Day2)

負けちゃった。


酒も飲まず、ただひたすらミュージカルを理解したい一心で望んだこのレ・ミゼラブル。ストーリーもわかっていて、ニューヨークでの衝撃から英語の学習も続けていた。気合も入っていた。席は最後列に近く舞台の上の方はかがまないと観れないほど最低の席だったけど、「ミュージカル全然わからなかったよ」を打破するべく、わたしは周到な準備を怠らなかったはずだった。しかし結果惨敗。

確かにわかるところはわかる。ニューヨークでは何を言っているのかほとんどわからなかったんだけど、ここロンドンではあらすじを知っているということもあり、歌詞も大体とは言えないけど少しぐらいはわかった。でも、、、睡魔がわたしを襲ってきたんだ。(両隣がアジア系の方だったというのも影響しているかもしれない。要は刺激が低減された形になったのだ)。

休憩を挟み、ミュージカルはフィナーレを迎える。ストーリーは原作を大いに省いていた。この物語はジャン・バルジャンが亡くなるときの彼の今までの隠された様々な貢献や誠実さが娘とその夫に明らかになるところが最も素晴らしい場面なんだけど、もしかしたらそういった要素があったのかもしれないけど、それは感じられなかった。

場内、スタンディング・オペーション!


徐々にみんな立って拍手をしていく。わたしの両隣のアジア系の人たちも立ち上がった。場内のボルテージは頂点に達し、人々はみな満足しているようだった。「ブラボー!」「ヒューヒュー!」(口笛)といった掛け声がかけられ、出演者の次々の挨拶の中、みんなホント興奮していた。そう、わたしだけが、居眠りしすぎた引け目の中で、膝の上で小さく拍手をした。-- 2年後リベンジ。

No comments: