ニューヨークでもそうだったけど、ロンドンでも人を観察するということについては飽きを感じなかった。西洋人の美しさはわたしが言うまでもなく、まさに彫刻や、絵画を眺めているような感じだった。特に赤ん坊や子どもの美しさは、これは東洋人であっても同じことだが、まさに人間が神によって創られたことを証明しているかのようだった。
しかし塩野七生の本を読むにあたって、彼女の言う「美しさ」というものに対する哲学を理解するにあたって、山手線や新宿の街中でみる日本人の「美しさ」に対比されるところの醜さというのは、彼らの服装に拠るところが大きいのではないかと感じた。日本人も袴?や、または野武士のような格好や、女性であれば和服などのようなものを着ていれば、スーツや洋服を着る西洋人に対して抱いた美しさと同様のものを感じるのではないか。
ファッションセンスのないわたしが言うものなんだが、または服装に頓着を示さないわたしが言うものあれだが、何か日本発のファッションがあってもいいと思うのだ。おそらく現在でも日本人なりのスーツの着こなしや形態というのは進化しているのだと思うのだけれど、例えば坂本竜馬のあの写真がそれなりの美しさをもっているのを考えると、何かもっと大きなファッション上の大きな革命が起きてもいいのではないか。
いやホント、塩野七生のエッセー集『男たちへ』には感心したね。今日読了したんだけど、「フツウの男をフツウでない男にするための54章」なんていう読んでいることを人には恥ずかしくて言えないサブタイトルがついていなければ、もっとあからさまに人に薦められるんだけどね。まあ今日は明日への充電の為にもう寝ることにしよう。
世界を旅することによって、風景に色がつく。これ、極めて有益。
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I finished a book "Leadership On the Line", which is a quite wonderful
book! So, I'd like to first describe what I learned and will learn from
this book on...
15 years ago
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