昨日やっと旅行記をまとめ終わったから、これから全7回の予定でロンドンで感じた思想的なことを書いていこうと思う。わたしは観光ではなく視察で、金額の大小に関係なく本質を、無難よりは失敗を求めてロンドンに旅したのだ。
まず第一回目として、まあどうでもいいことなんだけど、ロンドンっ子たちの信号に関する哲学と信号そのものに対する考察を行ったのでそれを書こうと思う。たかが信号、されど信号。民族のその信号に対する態度と行動からその民族の本質を抉り出すことがもしかしたらできるかもしれない。
(※街中の車両向け信号。歩行者向けのは撮り忘れた。ま、そっちのは普通)
まず驚いたのは、車両向けの信号機において、赤と黄色が同時に点灯することがあるということだ。赤から青へ変わる際に、その過渡期の状態として赤がついたまま黄色が点灯するのだ。この状態になると、横断歩道を渡っている歩行者がいない場合、車は走り出す。ものすごい勢いで。
これは歩行者にとって気をつけないと結構危ない。というのは、歩行者用の信号が点滅状態の青のときでも、車が走り出すからだ。慣れないときに急いで横断歩道を渡ろうとすると車に引かれる可能性が結構高い。そういう人を何人か見かけた。
(※かすれているけど"LOOK LEFT"(左を見よ)ね)
そして信号無視はニューヨークと同じく常態化している。しかし、ニューヨークほどには徹底されていない。よって、信号無視する人につられて思わず横断歩道を渡ってしまう人が危うく車に引かれてしまう可能性も高い(ニューヨークの場合はほぼすべての人が信号を無視する人だから、そのようなことはあまり発生しない)。実際、お年を召した方がバイクに引かれそうになっているのを見た。
上の写真にあるように、すべての横断歩道の手前には"LOOK LEFT"(左を見よ)か"LOOK RIGHT"(右を見よ)の文字が地面に書かれている。ロンドンの道路は複雑に入り組んでいるからこの文字を見落としてしまうと、人々は信号を無視するから、反対の方を見て逆から来る車に引かれそうになるなんてことが起きかねない。
さて総括すると、信号を律儀に守る民族は世界広しといっても日本人くらいだろう、わたしの見たところによると。この結論はその民族性に対する深い洞察につながらないことは既にわたしの中でもわかりつつあるが、同じ信号でも各国各様であることがなんとなく面白かった。わたしはといえば、影響されたわけじゃないが信号無視がデフォルト(既定の動作)になった。周りの人が勘違いして渡ってしまわないように気をつけている。
以上
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I finished a book "Leadership On the Line", which is a quite wonderful
book! So, I'd like to first describe what I learned and will learn from
this book on...
15 years ago
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