Monday, February 04, 2008

blog - 3つの集中分野②「クライミング」



この分野こそ心技体の体を成す分野であり、心をつくり、技を支える分野なのだ。わたしは目覚めた。わたしの感覚は研ぎ澄まされた。わたしは東京に戻ってきており、すべての準備は完了しており、すべての傷は癒え始めていたのだった。去年の夏から停滞していたクライミング能力を、一気に高める待ちに待った3ヶ月がやってきた。

わたしはこの3ヶ月でいくつかの重要な鍵を手に入れた。その鍵は3ヵ月後の目標達成に向けて大きな貢献を果たすはずだった。また、福岡では博多ラーメンその他により衰退しかけ成長は見られなかったが、それでもロフト構造やほぼ完璧な柔軟環境により、それは重要な前段階だったと言ってもいいだろう。2~3kgの下腹部についた脂肪も、この3ヶ月へのいい肥やしとなる。

さあ、この3ヶ月で果たすべきゴールは明確だ。1級、そして12c。そしてそれを果たすためにやらなければならないことを明瞭だ。それは7つの継続したプロセスによって成し遂げられる。今までのすべての成し遂げてきたことが試されるだろう。精神修練と禁肉、禁酒の思い出すらも、この半年の負け犬のような、または貴重な捨石となった暗黒のときを打ち滅ぼすために使われるだろう。時は来た。

・一日100回の集中的な懸垂。
・一日100分の科学的なストレッチ。
・週3回のクライミング。そしてその工夫。
・完全な滋養と健康。禁酒と3kgのダイエット。
・溝ノ口ジムの会員化とそのプールの週一の利用。
・新しい靴の活用と、継続的な発展。
・一日3回以上の階段の上り下りと3本指の日常化。


一つ一つ補足していこう。

・一日100回の集中的な懸垂。

福岡のレオパレスのマンションで唯一のいいところは懸垂運動に最適なロフト構造を持っていたことだとは以前にも何回か述べた(※それ以外は狭い部屋、隣の部屋のうるさい洗濯音、布団一枚の極寒環境などあまりいいところがなかった。でも、住めば都だったことは否定できない)。そして懸垂を一日100回くらいやってみると、やはり何らかの効果はあったようだった。

毎日継続して行うことがもはや必須だ。だからわたしはこの家でも毎日100回の懸垂を行うだろう(そしてそれは時間的な経過とともに質的及び量的な改善が加わるだろう)。クライマー用の懸垂ボードが購入されるのはまだ先のことだが、今でも箪笥の縁で十分に懸垂が可能であることが判明し、今日からやり始めている。


・一日100分の科学的なストレッチ。

朝30分、夜70分のストレッチ。主に股関節の4つの方向への柔軟がその中心となる。年始にインターネットで調べるまで、わたしのそれはいろんな本から集めてきたいわば寄せ集めのストレッチに過ぎなかった。今は違う。いくつかのわたしの体に関する重要な発見をもとに(すなわち左の屈曲が固いこと、右の内旋が固いこと、そして股関節全般の絶望的な固さ)、科学的なアプローチでストレッチを行っているのだ。

人並みの体の柔らかさを手に入れるまで1年から1年半ほどかかるだろうというのは覚悟している。しかしこの一日100分の科学的なストレッチは3ヵ月後の目標をクリアするために必須であるし、36歳でヨセミテを完登し、39歳で肉体的な頂点を極めるためには避けて通ることはできないのである。(※なお、わたしはこの100分という時間を有効に使うため英語の朗読やビデオの視聴などと平行して行っていくことになるだろう。もちろんストレッチ自体への集中が必要なことは言うまでもない)


・週3回のクライミング。そしてその工夫。

福岡では主に地理的な制約により週一回のクライミングが限界だった。しかしここ東京は違う。わたしは8月までのときのように週3回クライミングジムまたは実際の岩場に通うことになるだろう。その時、わたしは次の態度を決して忘れてはならない。つまり先達に聞き、常に創意工夫し、完全なる集中力でクライムを行わなければならないことを。

例えばこの3ヵ月わたしは例の3本指のトレーニング時間を多く設けるだろう。それとともに明確な課題を設定し(例えばある種類のムーブを強化する)、それを短いサイクルで達成していくだろう。また、実際の岩場に頻繁に出向くという効果も忘れてはならない。最低月一回は自然の岩と対話するだろう。さらに、ロープクライミングの重要性も再認識し、ロープをもう買ってしまって、リードクライミングもしまくるだろう。


・完全な滋養と健康。禁酒と3kgのダイエット。

福岡では博多ラーメン、もつ鍋、そして水たきなどにより下腹部に2~3kgほどの余分な贅肉がついてしまった。朝はバナナ、昼はコンビニの野菜やタリーズの軽食で済ませていたのにもかかわらず、ここ数年で一番悲惨な状態になってしまったようだ。他にも毎朝ニンジンジュースを飲めなかったこと、土日にジョギングできなかったことも大きな理由だったろう。

クライミングで高い目標をクリアしようと思ったのならフィジカル、メンタル、テクニック、そしてニュートリションが欠かせない。わたしにとっては毎朝のニンジンジュース、フルーツそして野菜重視の食生活が必須となるだろう。また、ジャンクフードを極力避け、お酒というものもできる限りやめたほうがいいだろう。一般的に何かを手に入れるには何かを差し出さねばならない。(昼食も一人で過ごさなくてはならなくなるだろう)


・溝ノ口ジムの会員化とそのプールの週一の利用。

溝ノ口のジムには素晴らしいロープクライミング用のウォールがある。そしてそこはいつも空いており、ボルダリングも自分で課題を作りながらほぼ独占してクライミングを楽しむことができる。また、各種エクササイズマシーンとともに最上階にはプールがあり、体幹力を強化しなければいけないわたしにとって貴重なトレーニングが可能となる。よってもう費用対効果とかは言ってられず、わたしは敢然と手続きを行うだろう。


・新しい靴の活用と、継続的な発展。

新しい靴を購入した。今まで履いてきた靴は主に初心者用の靴で、ここに来てはじめてよりレベルの高い靴を試し始めたわけだ。靴をきつく履くという今まで経験したことがない感覚とともに、その痛みは明らかに克服可能であるということが判明し始めているわけだが、その高性能なシューズ能力が今後最大限に生かされ始めるだろう。特に実際の岩場の細かい起伏を的確に捉えられ始めるだろう。なお、これは継続的なプロセスとなる。


・一日3回以上の階段の上り下りと3本指の日常化。

一見クライミングとは無関係な日常に目標達成のための鍵を忍び込ませるのだ。福岡での職場はビルの18Fにあった。そしてその18Fまでわたしは3回の上り下りを繰り返した(朝、昼、夕方)。基礎体力が向上し、そのジャンプ力は見違えるほどだった。だからここ東京のオフィスでもそれを実践し(毎日の創意工夫とともに)、わたしは手に入れるだろう。

また、カバンを常に3本ないしは2本指で持つこと、信号を待つ時間などにストレッチを行うことも心がけよう。要は常にその1級の課題を落とすことをイメージし、日常をパルスで満たし、または体幹を意識し、昼食から帰ったらハンドグリップを必ず10回3セット握り、人が少ない電車の中では人に気づかれないように手すりにぶら下がり、通勤途中にいい懸垂ポイントを見つけてやってみよう。


この3ヶ月をわたしは待ちわびていた。

1 comment:

Anonymous said...

滋養に関しては毎日豆腐を一丁食することの必要性について考慮しなければならないだろう。すなわちそれは主要なたんぱく質摂取元となるわけだ。