Wednesday, February 25, 2009

blog - 虚の理論

虚の理論のことについて考えた。それはわたしを思考させ、次の舞台を決定させるようだった。虚の理論、すなわち経営学とPMBOKのことをここでは指すが、なぜわたしがそれらを虚と断定したか、そしてそこから得られる洞察が何なのかをここで論じたいと思う。

トヨタの巨額赤字の原因は高くなりすぎた損益分岐点であり、不況の存在を忘れた経営陣にある(対してホンダは黒字を確保した)。他の企業に比べてうまくやった部分は認められるのだが、わたしが思わざるを得なかったのは経営管理という理論の限界だ。

かつてその高度な経営手法が賞賛されたGMは今はその面影はまったくなく、いわゆる経営学が時代を切り開くことは無く、任天堂が示したソフトの体質は輝きを見せ、理論の無力さを世界はまざまざと思い知っているようだった。その意義を否定するものではないが、そこに虚を感じざるを得なかったわけだ。

100の企業があれば100の経営がある。100の時代があれば100の状況がある。大切なことは真実を見抜くこと。重要なことは今を考え抜くこと。そしてそれらをベースとした歴史への理解が決定的に不可欠なのである。そしてこのことはあらゆる理論に言え、PMBOKの虚をさらに際立たせるだろう。


わたしがやるべきことはなんであろう。

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