Sunday, January 27, 2008

blog - あの頃は夢のようだった・・・



あの頃は夢のようだった。明確に語られるビジョン、異論をはさむ余地のない戦術とその準備、そしてファンタスティックな試合と含蓄に富むインタビュー。その初戦ではその試合内容に興奮を隠せず騒ぎすぎて記憶をなくしてしまった。そしてあのオーストラリアへのリベンジを果たした試合、ラム酒を一人で一本開けてしまった。まさに狂喜、希望、そして確信。

すべてが変わってしまった。すべてはあの日、突然の凶報により変わってしまった。脳梗塞・・。わたしは徐々に落ち着きをなくし、熊本からの帰り道、一人で悲しみに明け暮れた。あの人の悔しさを思ったら、どれだけの涙が出てきたんだろう。一緒に見られる夢が消えてしまったら、どれだけ悲しかったんだろう。彼はすべてを賭け、その一点だけ見つめていた。実現。生きる証。そして燃える炎。

・・・ただ、幸いにしてあの人は帰ってきた。死の淵から戻り、1/30には現地に観戦しに行くという。俺が賭けるとしたらそこしかない。再び熱くなれるのか、それとも冷淡にならざるを得ないのかを。悲しみに明け暮れるのか、希望に向けて歩み続けるのかを。全世界が望む奇跡を、より明確な形で、より明確な繰り返しの中で、われわれが見せれるかを。


あの頃は夢のようだったんだ・・・。

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