Sunday, March 16, 2008

blog - 政治学4



そこにはいくつかの重要な伏線があった。

・MBA挑戦の挫折
・英語の重要性の再認識
・新しい仕事のレベルの認識


一つ一つみていこう。

・MBA挑戦の挫折

4年ほど前、中小企業診断士に合格した後に、MBAというものを自然に意識し始めた。そしてその半年後から英語を猛烈に勉強し始めたが、あまりのその壁の高さに(MBAの前提である英語の壁さえも越えられなかった)、わたしはその目標をあきらめたのだ。(もちろん金銭的なものや、目的の若干のずれはあった)。

その流れは大体、TOEFLで高得点 → GMATで高得点 → 希望大学院にアプライそして面接、という感じになるのだが、TOEFLで高得点を取る段階でわたしは止まってしまった。そしてわたしは目標をMBAから移し、TOEICで高得点、外資系企業への転職という道を選んだ。その時はそれは妥当な選択に思えた。(MBA留学には2年間1,400万円というコストがかかる。それをペイすることは不可能に思えた)。


・英語の重要性の再認識

英語の重要性の再認識というのは、現在ヨーロッパの製薬会社のプロジェクトで働いているわけだが、そこでの会議はほとんど英語なわけで、そしてITを取り巻く環境は急速にグローバル化しており(特にその会社は)、効果的に仕事を進めようと思ったのならば英語での効果的なコミュニケーションが不可欠なのだ。これは単に話せるというレベルではなく後日述べる「エグゼクティブ・レベル」の英語が必要になる。

この業界には英語が急速に入り込んでくると感じたから英語の学習を3年半前に開始し、外資系企業へ転職したわけだが、今回のプロジェクトでは英語の重要性をまざまざと認識したのだった。そして、ある会議で英語ができないベンダーを尻目にこうも思った。「英語をより高度にすれば、つまりネイティブ並みの表現力を持てば、そしてそこにインテリジェンスがあれば、何でもできるではないか」と。


・新しい仕事のレベルの認識

新しい仕事のレベルの認識というのは、これも今回のプロジェクトでの経験がきっかけとなっているのだが、ここ数年もやもやしていた今後のキャリアプランがクリアになってきたのだ。わたしは長い間決断を躊躇していた。つまり技術でいくのか、マネジメントでいくのか、コンサルティングでいくのか、はたまたスペシャリストなのか、ゼネラリストなのか、それとも起業するのか。

ある会議でわたしをそのメンバーに紹介するマネージャの言葉を聞きながらわたしは思ったのだ。「わたしには今まで蓄えてきたものがある。それは幅広い領域での知識・経験・能力と、それに深みを与える継続した努力だ。わたしにできないことがあるのだろうか。そう、わたしはより高いレベルの仕事、すなわちハイレベルな仕事をよりやるべきではないか」と。


そしてこれらの重要な伏線はオバマとの衝撃的な出会いと出会い、わたしはアメリカ大学院への留学を決意したのだった。もちろん障害はあるだろう。疑問の声や弱気があるだろう。ただ現時点わたしは確信している。時は来たと。わたしは再び鋼鉄の弾丸となりかの地を目指すだろう。成功と失敗の地へ。大きな成功か、小さな成功を掴みに。

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