Monday, September 15, 2008

blog - バラック・オバマ、その行方



いよいよ白熱してきた。アメリカ大統領選。ここで強みと弱みについて分析を行ってみたい。

■ポジティブ
・共和党ブッシュの8年の反動 (+ 20)
・経済、ヘルスケア、教育政策の優秀性 (+ 3)
・資金力(オバマの人気) (+ 2)
・選挙戦略の優秀性 (+ 1)
・オバマ個人が放つ光 (+ 5)

■ネガティブ
・黒人候補への反発 (- 15)
・サラペイリンの登場(女性票の流出) (- 10)
・磐石な保守基盤 (- 3)
・マケインの経験の強調 (- 2)

■見逃せない今後の要因
・3回のナショナルディベート (+- ?)
・スキャンダルの発生 (+- ?)
・有事の発生 (+- ?)

(カッコ内は影響支持率)


ご覧のように2大ファクターはブッシュへの反発と黒人候補への反発ということになる(黒人への反発はあまりわからないだろうがヒラリーとの戦いの中でもこれが一番大きかった)。これまた見てわかるようにサラ・ペイリンが登場しなければ勝ちはほぼ決まりだった。女性票の流出は極めて大きい。(実際調査では支持が逆転した)

しかし、3回のナショナルディベートでオバマ陣営は支持率を獲得しなおすだろう。それはオバマとバイデンの個人としての優秀性のほか、今回の選挙戦の背景があらためてクローズアップされる結果、本来の地合いが復調するからだ。マケイン陣営はサラ・ペイリンのネガティブ要素にも気を使っていかなければならない。

有事というのはGeorgiaのようなもののみならず、予備選の頃の原油価格高騰への政策の違いなどによる影響も含む。オバマとヒラリーの戦いで勝負を分けたのはこれだった(ヒラリーが一時減税を提唱したのに対してオバマは反対)。いずれにしても非常に緊張感溢れる選挙戦が今後も展開される。


YouTubeのオバマ演説もあらたな話題が織り交ぜられ好調。

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