Friday, June 16, 2006

blog - 「精神性」の危険

ジーコジャパンが精神力だとか、貢献度だとかを強調しているのをみて、「これはやばい」と思っていた。もちろんこれらも重要で必要なことだけど、それは「最後に来るべきもの」なのだ。日本が太平洋戦争で敗れた理由は何か?それは精神性を強調しすぎて、「科学」を軽視したことに他ならない。

「科学」とは合理性があるものの見方だ。日本選手は体格やパワー、スピード、そしてテクニックでも欧米選手に劣るのだからそれ以外のもので補完する。太平洋戦争でいえば、日本は物量や資源で劣るのだから兵站を伸ばさずに戦争なぞしない。そのような合理性をもつものの考え方をしなければいけない。

監督やフロントって重要だ。雰囲気や精神性に惑わされることなく、何が必要で、何を継続して実行していくかを冷静に判断していかなければならない。惨めな戦いをするのはもう真っ平だし、こういうのは経営を学ぶ過程で身につけたいろいろな知見や、『ローマ人の物語』などの歴史を知ってきた過程で手に入れた認識から生まれえた。


サッカーはいろいろと考えられる。まあそろそろ終了。

No comments: