Saturday, July 22, 2006

blog - 今の会社について (5)

歴史の続き。


中小企業診断士をとったことも大きな出来事のうちの1つだ。7年目の1年でとったが、それは決して1年という期間でとったのではなく、それまでの例えばビジネスへの興味、株式投資での経験などの上に成り立ったものだ。

この過程で、わたしは大きな「武器」を手に入れた。確固たる知識に基づいた科学的な見方だ。わたしは試験科目の細かな領域にとらわれることなく、「論理的思考」、「リーダーシップ」、「コミュニケーション」、そして「戦略」といった広範な学習領域に時間を費やしてきた。本棚が、いつの間にか3つに増えていた。

人は「言葉」を手に入れると、より明確な認識を手に入れることができる。例えば、実際の言葉でいうと、「曖昧」という言葉を知っていると、曖昧なものがより明確に「曖昧なもの」として認識できるように。ビジネス、理論という「言葉」を手に入れたわたしは、今まで漠然としか捕らえられなかったものが、例えば会社の問題点や改善方法などが、より明確に認識できた。

これがブレークスルーとなり、その後のオブジェクト指向やアジャイル開発などへの理解や、英語学習、株式投資などがより確実な成果をみせるようになり、わたしはわたしにより強い自信を抱くようになる。わたしはわたしに可能なことの中に、不可能を見出さなかった。そしてその可能なことの幅を、貪欲に広めた。


世界はもうすぐで手に入った。わたしは夢を見ていた。

No comments: