Sunday, April 02, 2006

investment - わたしの投資スタイル②


(※ニューヨーク証券取引所の周りを警備する警官たち。投資は命がけだ・・)


株式ないしはそれに類する投資先に投資する際に最も重要なことは、「忍耐強いこと」だと最近感じている。ここ2年、わたしは1回の売買もしていない。売買する必要がないから売買しなかったのである。わたしの資産はすでに日本と中国の株式市場にほぼすべて投資されていたし、わたしの資産は十分な働きを、売買の必要なく、みせていたからである。

投資を行うには、人それぞれに投資に対しての「哲学」が必要だ。そしてその「哲学」から投資方針を導き出し、一度その方針を定めたら、あとは実行し、「忍耐強く」それに従う。わたしはまだ自分の「哲学」なり投資方針を変更したことはないが、結果がうまくいかなかったら綿密な考察のもと、その大方針を変更することもありえるのだろう。(ただ、これがころころと変わるようでははじめの方針確立が間違っていたといわざるを得ない)

忍耐強く「哲学」に従うことが重要だ。いくら自分の資産が1日で50万円くらい減ったとしても、または逆に50万円増えたとしても、その日々の「わずかな」動きにとらわれることなく、泰然自若として自らの投資方針に従い、「耐える」のである。といってもこれは言うは易く、行うは難しい。ただ、日経平均1万2千円くらいで投資をはじめ、8千円を割り、そして今1万7千円になったような激動?の中、わたしの心は鍛えられた。

今は日本市場への再投資は考えていない。日本はご存知のように成長余力が限られている。そして、国際分散投資(これは概念は極めて重要。ライブドアショックは結局軽微だったけど、あれに類する大きなショックがその国の証券市場を襲う可能性は、世界の事例を照会するまでもなく、大いにある)の重要性に目覚めたわたしは、世界中から次の投資先を探すために、世界中を旅することにしたのである。

2年で5倍の価値向上を示した投資先をいくつも見てきたし、BRICsなどの成長市場にはより多くのチャンスがあるだろう。ただ、インドなどの(インドへの投資は現時点投資信託経由のみ)、投資信託への投資は考えていない。あくまで個別企業に対しての投資を行いたいと考えている。楽して儲けたいなどとはさらさら思っていないのだ。自分でその企業の財務諸表を調べ、企業戦略を探り、現地の言語で情報を理解し、そしてわたしの資産を有効に活用してくれるような企業を探すのである。


旅は始まったばかりだ。世界を楽しもう!

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