Friday, April 28, 2006

London - ロンドンまとめ⑥ 「靴、スニーカー」



ニューヨークでわたしの足が破壊されたことは記憶に新しい。PUPPY HUSHの革靴っぽい靴で行ったからだ。その教訓を生かし、わたしは10年来愛用している元々は真っ赤なこのスニーカーでロンドンを旅してきた。

「あなたはロンドンに何をしに行ったのですか?」と聞かれれば、わたしは「それは視察のためです」と答えたいところだが、実質は「散歩に行ってきました」ということになるだろう。わたしほど旅行者であれほどロンドンの街を歩き回った人間もいないだろう。それほど歩いた。

たまに足に軽い痛みを感じて、ニューヨークの悲劇が思い出されたけど、このスニーカーのおかげで、わたしは最後まで、というより最後に近づけば近づくほど、元気よく歩き回ることができた。バスは全く必要なかった。ロンドンのダウンタウンまで含めたほぼ全域を、わたしは歩いて見て回ることができた。

スーツやジャケットに合わないことは少々残念だけど、いや、工夫すれば合う組み合わせは見つけられるかもしれないけど、わたしはこれからの旅もこのスニーカーやその役割を引き継ぐ新しいスニーカーで、世界の街を歩き続けるだろう。


歩き回れば、世界は歩きのスピードで手に入る。

以上

No comments: