Wednesday, March 29, 2006

blog - 何か哲学的なことでも書いてみようか

今日、早く家に帰ったし。


本はよく読むほう。本との出会いは中学生のとき。母に薦められて赤川次郎の推理小説を読んでいた。赤川次郎を読破すると、推理小説には物足りなくなり、いわゆる純文学の世界にすすんでいった。太宰治、夏目漱石、三島由紀夫など。その後は海外文学にすすみ、ゲーテ、カミュ、トルストイなど。夏の100冊などで紹介される本はほとんど読んだ。

社会人になると小説はほとんど読まなくなった。いわゆる実務書で、ビジネス書、自己啓発書、歴史書などを読んだ。英語に目覚めてからは洋書を数多く読んだ。それはコンピュータサイエンスの分野であったり、まあほとんどそれだけど(簡単だから)、Investmentの本、その他にも以前読んだ文学作品を英語で読んだりしている。

振り返ってみて感じるのは、本の嗜好にも時代の流れがあるということ。10代は感じやすく世の中をより知りたいという気持ちがあるから、それなりの本を読む。20代になると社会というものを知ることになるから、それはそれでそれなりの本を読むことになる。30代はどのような本を読むことになるのだろう?より強い刺激を求めて、種々の思想書や、種々の学問に関する本を読んでいくことになるだろう。

漫画も読んだし、直接は為にならないような本もたくさん読んだ。でも、振り返ると、そのすべては無駄ではなかった。現在から積み重なれていくその一つひとつの過去が、今の現在を構成している。ジグソーパズルが完成されていくように。泥人形がその姿をあらわにしていくように。桜咲く木がその幹を何十年という年輪で形作っていくように。


落ちがないが今日は以上。

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