Wednesday, March 29, 2006

investment - わたしの投資スタイル①

現時点、わたしの投資成績はパーフェクトではないにしても良好で、ちょっとその経緯だとか考え方だとかを書き表しておこうと思う。不況期における将来のわたしに。投資に興味をもつあなたに。わが1億円クラブのメンバーに。

わたしがどういった投資先に投資しているか。その企業を選んだ意思決定はどのように生まれたか。失敗した投資先と成功した投資先の比較から何か学びうるところはあるか。とかいうことをみんなと考えていきたいんだけど、ぶっちゃけていうと、今時点の結論としては成果は「感覚」に基づいているということ。

あらゆる人々が、あらゆる書籍で、あらゆる言い方で「成功する投資」というものを明らかにしようとしている。まあ、それらを勉強のために読むのはよい。しかし、それらを最終的な判断の材料としてはいけない。最終的な判断は、自らの「感覚」からのみ生まれるべきである。

ちょっと抽象的になってしまったので補足すると、成功する投資先の判断だとか、世界経済の今後10年の動向だとか、政治がもたらす経済へのインパクトだとかは、あくまで自分の「感覚」から導き出さなければならない。人の本だとか、意見とか、オススメ銘柄などから単純に判断してはいけない。

「感覚」とは、「勘」に似ている部分はあるけれど、より科学的であったり合理的なものなんだけど、その対象を理解するうえで必要な理論(経済学や経営学、心理学など)を十分に身につけたうえで、100個の同じような宝石から1個の珠玉を探し当てられるような職人芸を持つような有様をいう。

実際それしかないのだ、投資で成功するには。「感覚」ではなく数値で判断しようとすると、次のようなことが起こる。これはあらゆるそのほかの定量化の弊害と同じことで、実際の景色とデジタルカメラでとった映像とが情報の喪失度という点でその差が明らかなように、言葉や数値による情報の欠落が起こり、その投資が失敗する。

今までの投資先は次の通り。

・梅の花
・北海道銀行
・アトル
・デザインエクスチェンジ
・日産
・ファーストリテーリング
・ワークスアプリケーションズ
・ハウスオブローゼ
・豆蔵
・ペトロチャイナ(中国石油天然気)
・超大現代農業


この中でマイナスを示したのは1社のみ。あとはプラスで手仕舞いしたか、プラスのまま保持している。(もっと多くの企業に投資したつもりだったけど、11にしかすぎないんだね。10勝1敗ってわけだ)。今保持しているのは、このうちの4社だけど、彼らはものすごい頑張っていて、1億円へのステップの役割を十分に担ってくれている。

しかし投資の世界では明日はわからず、過去の天気と今日の天気から明日の天気を予測しなければならない。ま、ただ、天気よりは予想がたやすくて、そしてより確実で、その企業の現在の状況を綿密に観察すれば、3年後のその企業の状態を言い当てることはたやすい。

投資の話はなんかつまんなくなるね。ただ「感覚」と情報伝達の限界性について言いたかっただけなんだ。日産は今日も頑張り、中国は3倍の価値をわたしに与えてくれる。そしてわたしはそのような行為によって世界との関わりを楽しみ、それを足がかりとして、さらなるジャンプを明日みせる。んな感じ。


investment以上

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