Saturday, January 26, 2008

Fukuoka - 福岡あと1週間


(※ロフト構造。ここでいくつもの懸垂運動が繰り広げられた)

2/1の福岡発、東京行の航空券を購入した。まもなくそのときは訪れる。

実は今日、住み慣れたレオパレスのマンスリーマンションを出なければならない。10/29から90日間契約だったので、あと6泊分足りなかったわけだ。延期もできないということで(次が決まってしまったらしい)、今日から1週間のホテル暮らしが始まることになる。全日空ホテルにした。

さて、わたしは今日、あらためてここ福岡で経験した5つの成功というものを宣言どおり書いていくことにしよう。総括すると、極めて生産的な時間を過ごしたばかりでなく、新しい人生の概念との出会い、新しい場所・料理との出会いがあった。さあ、時間は限られている。

・福岡化の成功と部分的な失敗
・プロジェクトへの理解とすさまじい経験
・英語能力の実践と科学的トレーニングによる漸進的な成長
・クライミング能力のロフト構造を生かした成長と部分的な挫折
・新しい人生の概念との出会いとその深耕


大体このようなところになると思う。さて個別に述べていく。

・福岡化の成功と部分的な失敗

「福岡化」(Fukuokanization)というのは福岡という土地にいかに素早く効果的に馴染めるか、何かを手に入れられるかということを意識的に意図したプロセスに他ならない。これは過去のブログでの書き込みでその成功(と部分的な失敗)が語られていると思う。長崎、熊本もよかった。


・プロジェクトへの理解とすさまじい経験

仕事の話になるが、今まで経験したことがタイプのプロジェクトを結果的に期間限定で経験できたことは、すさまじい効果を今後のわたしに及ぼしていくだろう。具体的に言うとわたしが今まで経験してきたタイプというのは「アプリケーションの開発・導入」というプロジェクトで、今回のは「インフラ及びアプリケーションのメンテナンス」プロジェクトだった。

規模がすさまじく大きく、日本を代表するようなプロジェクトの1つだった。100人を優に超えるメンテナンス要員。48CPUなどのサーバー群。膨大なトランザクション。高い保守品質(変更管理のプロセスがこれはど実践されていた組織をはじめてみた)。そして忘れてはならないのが顧客側の優れたリーダーの存在と、グローバルなメーカーのIT子会社の仕組みと働きについての理解。夜勤も何回かやったが、非常にいい経験だった。これは必ずわたしの今後に生かされることになる。


・英語能力の実践と科学的トレーニングによる漸進的な成長

福岡のプロジェクトではうちの会社はオフショアも含めて20人くらいの体制で(オフショアでは24時間体制だから常時20人いるわけではない)、オンサイトにインド人が4、5人、そして日本人が1人(わたし)という構成だった。その中で英語を使ってコミュニケーションをとらなければならなかったわけで、経験値という面ではかなり充実した3ヶ月だった。

また、英語は未だわたしの主要な学習領域であって、散々このブログでもその苦節が語られてきたわけだが、1日平均3時間以上の英語勉強時間がとられていただろう。主に暗唱、朗読、読書、新聞、単語チェック、英語思考、英語ブログ、英語ビデオというところだった。特に、紙とペンを使って気になった表現・単語をノートにため始めたときから、英語力が急速に上がっていったのを感じた。人間は紙とペンを使うべきだ。


・クライミング能力のロフト構造を生かした成長と部分的な挫折

このレオパレスのマンスリーマンションはロフト構造を持っていることは既に述べた。その場所自体は使われることはなかったが、いい縁をそれは持っており、極めて自由に懸垂トレーニングを行うことができたのだ。一日100回を超えたのは結局数えるほどだったが、基礎体力という点では大きな成長を遂げることができただろう。

ここ福岡ではジムに通いはしていたが、それはより高いレベルの難度をもつ課題に取り組むというより、東京に戻った後を見据えた準備運動のようなものだった。集中的な柔軟による体の柔らかさの確保というものを主眼に、いよいよより高いレベルに到達するための3ヶ月だったのだ。新しいシューズ、新しい左手が手に入った。いくつかの怪我もしたが、それは克服可能だった。


・新しい人生の概念との出会いとその深耕

いろいろ書いてきたが、「福岡」という点でもっとも重要なことはこのことだと思う。わたしは生まれ育った場所から遠く離れ、一から何かを築くつもりでここへやってきた。人との出会いを積極的に受け入れて、よく話し、よく考えたのだった。その過程で博多美人の危険な側面を味わうことにもなったし、しかし総じていえば、ここ福岡の人々は素晴らしい人々だった。

新しい概念というのは主に気持ちを整理することと、「待つ能力」、つまり精神修練の態度を身につけたことだった。それと共に「愛の概念」、つまり人類愛などの様々な種類の愛の発見と、その理論の構築と創造的破壊、そしてそれへの実践的態度の研究などがあった。わたしはスタバにこもることが多くなり、しばしば空を見つめては、過去と未来を行き来し、偉大なるものへの感覚に打ち震えたのだ。


挑戦は確かにいつの時代でも報われるのだ。

Friday, January 25, 2008

blog - 確信


(※梅ケ枝餅・再)

感覚からすべての行動が発生すると思っていた。それは全く正しかった。そのパラメータが100を超えると頭や計算式で考えることが非合理となり、それよりもすべてのパラメータを元にした感覚をトライアル&エラーで日々高めていくことが、勝利への唯一の道となる。

肉体的世界による目標達成も同様だろう。一日100回の懸垂と100分のストレッチが進むべき方向を明確にし、すべてのことを可能にするすべての根源である集中力というものを持って事に当たれば、不可能なことが可能になるばかりか、圧倒的克己心でもってあるべきものを手に入れるだろう。

英語も同様だ。集中力なきリスニングはそのインド人に対して失礼だし、その英語がヒンディー語に聞こえたりするから困ったものだ。数値的には、それは0から100の値をとるのだろうけど、常時100の集中力を持って集中的な力が必要な領域にあたっていくべきだ。


確信は常に足をすくわれるという欠点を併せ持っている。

Wednesday, January 23, 2008

2008 - Obama

アメリカがヒラリーを選べば、わたしはある選択をするだろう。


そんなことがあり得るのか?!

Tuesday, January 22, 2008

blog - ある感情とその行動について

ある感情とその行動についてまとめたいとはかねがね思っていた。しかしそれは論文形式というものから最近離れているわたしにはとっては難しいものであり、ましてや決められたフォーマットをもったブログというメディアではなかなか伝えられるものではなかった。

しかしそれは、このロフト構造を持つ部屋の中で最終的に語られなければならないだろう。なぜならわたしはその構造の中で最終的にその熟成を図ったのであり、その構造の中からコーヒーショップに出かけたのであり、その構造の中で、わたしは今のわたしの結論に達したからであった。

わたしの欠点が明瞭になったのだった。わたしが求めるものが明瞭になったのだった。わたしの未来と世界とのかかわりが、急速な勢いで接近し始めたのだった。わたしは必要以上に慎重にならなければならないと述べた。それは正しく、わたしはそのわたしの慎重さから何かを手に入れるだろう。


不可能は結局ない。

blog - 肉体的挑戦とその根拠



人生が心・技・体で構成されるということは既に述べた。今回は現在行っている肉体的な限界への挑戦と、その中間報告をしてみることにしよう。端的に言えば、わたしは18階にあるオフィスまで毎日2.5回の昇り降りと、一日ノルマ50回の懸垂運動を確実にこなしているわけだった。

しかしわたしは常に挑戦を続ける男だった。常に限界を広げようと願う男だった。すなわちわたしは明日から一日3.5回の18階までの2段飛ばしと、一日100回のロフト構造を利用した上下運動を行うだろう。達成は次の達成を呼び、限界は次の限界を呼び覚ますだろう。


極めて明瞭なロジックだ。

blog - 世界同時株安・再び



今までのものを完全に凌駕するような株安ですね。いわゆる暴落ですね。わたしも株は持っていますが、そして今までの例えばH株指数2万から1万5千ポイントまでの下落などは平然としてきましたが、今回ばかりは興奮を隠せません。

ここでその哲学に従って行動できるかが賢明な投資家とそれ以外の投資家の分かれ目ですね。現在の株式市場はファンダメンタルズ(基礎的な条件、情勢)というものを全く無視していて、ここ数年で見ても稀にみる割安市場と言えるでしょう。

1ヵ月後にこの行動、判断が評価されることになるでしょう。わたしは正しかったか、それとも誤っていたか。正しければその方針は継続されるし、誤っていればそれは微調整されるでしょう。問題は、昨日と今日という日がわたしの行動のトリガーになったわけで、それへの科学的姿勢が試されるでしょう。


ルビコン川は再度渡られたわけです。

Sunday, January 20, 2008

Fukuoka - 福岡あと2週間


(※太宰府前で謹賀新年)

18時間の休日出勤を終え帰宅したが、1時間のストレッチと一回平均15回程度の懸垂運動はわたしに再度のみなぎる力、明日への希望、不断の決意をよみがえらせるのであった。福岡あと2週間。このFukuokaシリーズもおそらくこれを含めてあと3回で終わることになるだろう。その中で3つの決定的な失敗、5つの大きな成功、8つの今後に生かされる教訓が語られるだろう。

まず、3つの決定的な失敗を記録しておくことにしようか。

・最初の一ヶ月、旅行気分の浮かれた気分により鍵をなくし、何かをなくした。
・旅行気分の浮かれた気分により髪を切ってもらうときに眉毛も切ってもらった。
・ま、どうでもいいことだが、本来であれば8枚の下着セットを持って来るべきだった。


あとは概ね大きな成功、大きな教訓、大きな成長を手に入れたのだった。ただ、これら3つは悔やんでも悔やみきれない性質を持っているように思うわけだった。特に眉毛にはさみを入れたことは、わたしの哲学に決定的に反することはいうまでもなく、いつまでも不自然さを鏡を通して感じることになるのだった。博多の見知らぬ場所の、浮かれた気分がもたらした、今年1番の失敗ということになるだろう。

Sunday, January 13, 2008

Fukuoka - 福岡あと3週間


(※博多名物、もつ鍋)

1/31までということが正式に決まり、わたしは福岡を去り、東京に戻ることになった。先週は強烈かつ新鮮だった新年の誓いを胸に、規律だった緊張感あふれる一週間を過ごすことができた。福岡名物もつ鍋を「やま中」という名店で食することもできた。

福岡を去ることはとても寂しいことのようにも感じられたけれど、正式決定した際、ガッツポーズが自然に出たことを考えるとそろそろ東京に戻る時期だったということも納得できた。新しいアサインが待っていた。ソフトウェアの世界に舞い戻ることができた。何よりそこにはわたしの家、わたしの世界があった。

ただ、あと3週間、わたしはこの類まれなる挑戦空間を決して無駄にしない。このプロジェクトの貴重な経験を最大限に吸収するだろう。このロフト構造の懸垂運動に対する貴重な機会を見逃さないだろう。この精神世界の、博多美人たちとの出会いと別れの余韻の、読書と英語と思索の日々を、わたしは深く愉しむだろう。


世界はあるべきところに収まるだろう。

Thursday, January 10, 2008

blog - オバマ敗れる in NH



1/8に行われたニューハンプシャーの予備選で、3ポイント差でヒラリー・クリントンに敗れました。ここで勝てば9割がたオバマ大統領の誕生だったが、予想外の敗北となった。ただ、アイオワそしてここでのそれぞれの勝利後、敗北後のスピーチを見ても、オバマの勝利は7割がた間違いないとみています。


涙をみせたヒラリーさんには悪いけど。

Saturday, January 05, 2008

blog - バラック・オバマについて



アイオワの偉大な勝利に今日は寝れそうにない。スピーチの中で彼も言っているように、この日は歴史的な一日、転換点になるだろう。良識の復興、新しい民主主義、理想の政党政治。アメリカは変わり始めるだろう。アメリカは世界に対して発信し続けるだろう。それは始まっていると。

わたしは偉大な人を偉大と感じられる能力に感謝しなければならない。オシムがいなくなった日本代表は輝きを失ってしまった。リーダー不在の日本の政局は混乱し続けている。アメリカ史上もっとも危機的な状況にあるアメリカにおいて、過去例を見なかったほどの偉大なリーダーが誕生することはまことに喜ばしいことだ。

なぜわたしは彼を好きなのだろう。既存の枠の外で物事を考えられること(共和党と民主党の枠を超えて一つの国として行動せよ)。一貫性を持っていること(イラク戦争の当初からの反対。冷静かつ信義に基づいた行動)。スピーチが信じられないくらいうまいこと(JFK、キング牧師を上回るだろう)。政策の全体としての統一(ゆるがないし、媚びない)。

わたしは二党政治というものを本質的に信じていない。過渡期としての存在意義は認めるが、理想の政治はそのような形態はとらない。子供じみたゲームのような、未成熟なパワーゲームの、今までの政党政治は今日という日を境に変わり始めるだろう。彼の出現によって。偉大なスピーチを行う偉大なリーダーによって。


2008年は興奮の年となりそうだ。

Friday, January 04, 2008

blog - クライミング10年の計



正月の日々は5年、10年ないしは15年の計を立てるには最適な日々だ。人間というのは心・技・体それぞれのエリアで成長を図っていくことが重要だ。今日はその中の「体」というものにフォーカスしてみたい。

クライミングとの出会いは2年ほど前になるが、このスポーツとの出会いがわたしに肉体における教養を著しく向上させる貴重な機会を提供してくれた。このスポーツとの出会いがなければわたしは固いままの体、調和の欠いた部分的なトレーニング、限界まで到達することのないジレンマを抱え続けていたことだろう。そして70、80歳という辺りで気持ちとは裏腹に絶望的な肉体的な限界を突きつけられただろう。

すべては変わった。すべては継続した地道な努力に飾られた栄光への道に繋がった。わたしはこれから2年間というもの毎日集中的なストレッチを行うだろう。完全な左右開脚、前後開脚を3年以内に達成するだろう。それとともに未踏のグレードを克服し、完全に上級者、克服者の仲間入りを果たすだろう。世界中の岩場、険しい崖、美しい渓谷がわたしを呼び寄せ、わたしは全世界と友達になるだろう。そして39歳と12ヶ月でわたしは肉体上の最上点に到達し、40歳からゴルフでも始めよかな。


まあいずれにしても、こういうことを知れたというのがでかい。

blog - 腰及び股関節の痛み



重大な事実を発見した。まず今のわたしの肉体上の悩みは以下の通りだが、これらを解決する上で非常に重要なものだ。

・腰の痛み(右)
・股関節の痛み(右)
・背筋全般の痛み


今まではこれらの痛みは体の柔軟性の欠如によってもたらされると思っていたが、それは間違っていないが、もう一つ重要な原因として歪みというものがあるということが白日の下にさらされた。今日スタバで読書しているときに、足を組むときに右足で組むほうが左足で組むより組みやすいという事実、そして左側の足から腰にかけての相対としての柔軟性の欠如、これを明確に認識した。

右側の腰そして股関節が痛いから、自然右側の足、腰、そして股関節にばかり注目してストレッチを行ってきたが、それは違っていて、むしろ左側の柔軟性を右側レベルまで確保しなければならなかった。痛みは硬さと、そして歪みからもたらされる。重大な事実、見逃されてきた欠陥、新たなる光。そしてインターネットで知見を深める。股関節の様々な可動性。柔軟の方向性。新しいストレッチメニュー。


完全開脚の日は近い。

blog - 2008年 バラック・オバマ



ついさっき、バラックからメールが届き、アイオワ州での勝利を伝えてきた。(そう、数週間前にわたしは彼に$25寄付しているのだ)。2008年はオバマの年になりそうだ。

そしてわたしの2008年もバラック・オバマとともに進む部分が多くなっていくだろう。彼の演説を完全に理解する英語力を身につけるだろう。彼の著作を数冊完全に読みこなすだろう(既に1冊目を読み始めた)。この偉大な政治家を一目見ようと、アメリカへ旅立つだろう。


面白くなりそうだ。


(※勝利後のスピーチ。彼は魔術師か?)

Thursday, January 03, 2008

blog - 2008年 予想



今度は2008年の予想を書いてみよう。何かのヒントになるかもしれないし、未来を予想する力を鍛えることにもなる。一年後に結果を採点する。以下のトピックで予想をしよう。

・アメリカ大統領選
・日本の政治
・世界経済
・為替
・スポーツ
・天候とフルーツ
・科学的発展
・IT
・ファッション
・ブーム
・芸能界


このくらいか。では個別にみていこう。

・アメリカ大統領選

最も注目しているイベントがこれ。アメリカ大統領選挙。おそらく民主党が勝つことになると思うが(もちろん8年間のブッシュ政権への反発から)、その民主党の候補となるのが誰になるか。これが最も注目すべきポイントとなるだろう。

ヒラリーか。オバマか。はたまたジョン・エドワーズか。全米規模でみるとまだまだヒラリー優位だけど、1月上旬の選挙でオバマが勝つようなことがあると雰囲気がガラッと変わってくるだろう。人々はオバマという人物をよりよく知るようになり、まさに奇跡が起きるかもしれない。

今オバマの著作を読んでいるんだけど、彼の最も特筆すべき特徴は、型にはまらない優れたリーダーであるということ。例えば彼は共和党、民主党という二項対立からの脱却を叫び、政治のレベルを一つ上げようとしている。これは他の候補が誰もやっていないことだ。

彼の信念が達成されたら、理想的な、今後100年を規定するような民主主義政治が行われるだろう。20世紀、人類は一つになり始めた。そして21世紀、人類はさらに次を目指すだろう。本質が強調され、旧時代の遺物、意味のない連帯、子供じみたゲーム感覚などが駆逐されるだろう。人類に進歩を促すだろう。


・日本の政治

対して日本の政治に対しては暗い予想しか抱いていない。小泉政権は確かに素晴らしい政権だったはずだが、ほとんどの人がこれをこう認識していない。劇場型政権、格差拡大などなど。違うんだ。彼は小さな政府、競争力ある社会、政治的リーダーシップを求めて活動してきただけであって、避けることができない副作用や特異性だけに着目すべきではないのだ。

その結果が民主党の躍進であり、政治的停滞の時期の到来であり、おそらく今年中になるであろう民主党の政権獲得という日本政治史上まれに見る愚の展開に繋がっていく。非効率、目的のあいまい性、平等に見える不平等など、日本社会及び経済はしばらく停滞を続けるだろう。しかたない。


・世界経済

アメリカ経済は冷え込み続けるでしょう。それはサブプライムはもとより、イラク戦争というのが大きい。毎月1兆円の出費(2008年度イラク戦争関連予算額は約17兆円)、3.5兆円戦争ともいわれるその負担が、じわりじわりとアメリカ経済にのしかかってくる。これは現在の日本の負債額のように構造的大問題となっていくだろう。

ということでアメリカ経済は少なくとも2008年後半まで低迷を続けるでしょう。対して他国については、日本はまだまだ堅実な成長を続け(といっても低成長には変わりないのだが)、中国は躍進、インド・ベトナムなども変わらず進展を続けるだろう。1997年のアジア通貨危機を引き起こしたような為替による問題が起きないとは限らないが、世界は同じ過ちを犯し続けることはないだろう。


・為替

為替ほど読めないものはない。ただ、為替ほど事実に基づいて推移するものもない。だからやってやれないことはないし、わたしはこれを今年やろうと思っている。別にFXとかをやるわけではない。世界分散投資を行うには為替の知識、能力が不可欠なのだ。ということで以下に主要貨幣について予想してみよう(2008年12月末日)。

  ドル ・・・ 105円
  ユーロ ・・・ 170円


・スポーツ

うーん、あまり興味ないな。。


・天候とフルーツ

天候は読めないな。フルーツはおいしければいいな。


・科学的発展

ますます安く、ますます小さく、ますますデジタル化が進むだろうね。代替エネルギーの確立までは同じような流れが続いていく。


・IT

巨大化と細分化が同時進行するだろうね。インドのSIerは伸び続けるだろうね。まだまだ産業としては伸びるだろうね。


・ファッション

オレンジ。


・ブーム

ゲームはWiiとDSだから、Appleがもしかして逆転とか?


・芸能界

正直興味はないが、お笑いには何らかの変化が必要だろう。


ではよいお年を。

Wednesday, January 02, 2008

blog - 2008年 抱負



年初めにはやはり抱負を語るのがいいだろう。ということで、以下につれづれにまとめていきたい。まず、エリア分けをしてみよう。

・英語
・ビジネス
・投資
・クライミング
・友人
・家族
・健康
・哲学
・世界
・精神世界


このくらいが思いついた。それではこれらの分野について感想を述べていこう。

・英語

まず、英語。英語についてはTOEICを卒業し、何かこれという目標があるわけではない。しかし、この分野こそ今年中にさらに力を入れる分野なのだやっぱり。具体的にどうするかというと、ボキャブラリを深め、より高度な会話、より高度な文章をかけるようにしていく。というか全然具体的ではないのに気づいたが、ま、近々またまとめることにしよう。


・ビジネス

そしてこの分野が今年最も力を入れていく分野となるだろう。今日ある本をちらっと見たんだけど、その本はビジョンの重要性を説いていた。15年先まで考えなさいと。まあ5年であれ15年であれ期間と深さはケースバイケースだとは思うのだけど、なんとなく気になって、だからいつもの5年ではなくて10年ちょっと線を引いてみた。次のことが判明した。

わたしは2010年に35歳になる。そして2015年に40歳になる。これはまったく当たり前でどうでもいいようなことだったが、今日その場所でそのグラフを眺めていると、時間はやはり非常に限られているということがまざまざと認識できたのだった。30で立ち、40で惑わないためには。わたしはやりきる必要があった。30代前半のあと2年を、かなりの覚悟で進まなければならなかった。

詳細は別途まとめることにするが、わたしは今までのスキル・経験を深める形で、明確な目標点を達成し、アクションを矢継ぎ早に出していなければならない。一日一日を無駄にせず、頭をシャープに、心を冷静に、あの人に会うために、夢を実現するために。


・投資

中国株バブルのことは以前書いた。ただそれはその後に弾けており(2万ポイントから1万5千ポイントへ)、三分の一程度は売ったのだが、かなりの利益を失ってしまった(しかしわたしはこれを計画通りと強気に断言しよう)。この分野はどうでもいいようにみえて、しかしいろいろ分析してみると、わたしにとって非常に重要な分野だと気づく。

なぜならこのファイナンス上の蓄積と成功があったからこそわたしはアグレッシブに挑戦できるのであって、またこの分野は倹約と質素というわたしの信条のうちの重要な部分をあらわす分野であって、すべての基盤となりうる分野かもしれないからだ。だからお金なんて重要じゃないといいつつ、この基礎は重視しなければならない。1億への道は続けなければならない。

そしてわたしは気づいた。この分野に養分を与えていないことを。株式投資を始める前、わたしは15冊の本を読んだ。その後も経営学の学習によってわたしのファイナンス力は右肩上がりだった。しかしその小さな成功の後、わたしは勉強することをやめてしまった。もちろん個別の証券について分析は行っていたが、そろそろ何か養分を与えるべきだった。今年1、2月で10冊の本を読むことを決めた。国際マクロ、為替、商品、新興市場などがその対象となるだろう。


・クライミング

もう待つことはできない。今年は山に繰り出すだろう。月1回以上のペースで行きたい。仲間を見つけ、ロープを購入し、いよいよヨセミテ奪取への布石を打たなければならない。そしてそれとともにボルダリングのグレードは2級+となり、体の柔軟性は増し、腰と足の痛みは引いていくだろう。毎日湯船につかり、柔軟をし、ぶら下がり力を増すトレーニングを積んでいけば、不可能ではない。


・友人

友人と書いたが、人生は一期一会であり、今までよくしてもらっている先輩、仲間、そして後輩たちと交流を継続させていきたい。そして人生の度合いが増していくとともに、それを深めていきたい。新しい出会いを大切にし、真実の交流をなしていきたい。英語のコーチングも続けていきたいし、クライミングを介した新しい出会いもあるだろう。人生は一人では生きられない。


・家族

家族と書いたが、まあこれは両親や弟などももちろん含まれるが、そろそろ「わたしの家族」という概念に焦点がうつっていくだろう。わたしはこれについて必要以上に注意深くまとめる必要があると感じてはいるが、ま、そんなの焦ってもしょうがないし、そして待つことができる今、何を焦る必要があるのか。ただ、わたしは今も学んでいるのだ。愛というものについて。


・健康

ここからはあまり重要ではなくなってくるが、わたしは再度この健康というものにフォーカスしなければならないだろう。博多では博多ラーメンや諸々の鍋を食べ過ぎることになるだろう。九州をめぐるうちに馬刺しや黒豚を食いまくることになるだろう(なぜ未来形かわからないが本来は過去形)。わたしは襟を正さなければならない。わたしは真実を知っているのだから。


・哲学

哲学とひとくくりにしてしまったが、わたしは上記に挙げた集中分野の他に、人生をより豊かにするためにいろいろなものに挑戦していくだろう。わたしの学習心にもゆる心がそれを求めているのだ。哲学、心理学、倫理学など、日本語または英語で様々な本を読んでいくだろう。そして講演などを聴きに行くこともあるかもしれない。そしていずれわたしは帰るだろう。文学へ。


・世界

世界とのかかわりについて。2月にベトナムに行きたいと思っている。これは投資旅行という形態をとるだろう。2百万から5百万くらいを手に、現地でしか購入できない株式を買ってしまうだろう。そこでは英語力が試されるだろう。民族把握力が発揮されるだろう。そしてこの旅が成功したら、次はロシア、ブラジルと展開されていくだろう。

そしてわたしは忘れてはならない。インドとのかかわりを。わたしはおそらく研修出張でインドに行くことになるだろう。わたしはインドのことを書籍等で勉強しており、その準備はほぼ完全だといわざるを得ない。また、アメリカとの接近が再びはかられるだろう。シリコンバレーに企業見学をしにいくかもしれないし、または何かを学びに行くだろう。オバマの存在も無視することはできない。


・精神世界

精神世界と言ったのは主に思想上の目標の達成のことだ。いや、ま、あえて言ったのだけれどこの分野で目標の達成というものはないのかもしれない。人格的に優れること、物事を正しく捉えられること、粋もあまいも知ること。侘びと寂び。仏教とキリスト教。孔子と老子。人生観。強く、そして弱く。こだわり、そしてこだわらず。求め、そして待ち。わたしはわたしでありたい。わたしは世界を知りたい。


最後になりましたがA happy new year! 今年もよろしくお願いします。

blog - 2007年を振り返って



2008年の抱負を語る前に、2007年を振り返るのもいいだろう。まとめれば傾向がわかるし、それは2008年以降の重要な基礎となる。2007年はわたしの人生の中でも最大級の変化、上昇、混乱があった年だった。それを今からまとめよう。

まず、転職とそれに付随する諸々の出来事を最大としなければならないだろう。4月に10年勤めた会社をやめ、インドのグローバル企業に転職したのだ。その中でいろいろな葛藤があり、人生に対する覚悟が固まったことをわたしは見逃すことはできない。すべてはこの年から始まった。

英語学習に一区切りついたことも重要な出来事だっただろう。外資系企業に転職して仕事で英語を使うとともに、TOEICテストで950点をとることができた。約3年かかったが、一応は満足できる結果と言っていいかもしれない(ただし、また述べることになるが、これは決定的に遅い)。

以上この2つがやはり大きな出来事だったと言えるだろう。あとは11月に福岡に長期出張に来たり、クライミングで2級どまりだったり、いろいろな人たちとのいろいろな遊びがあった。また精神世界においても言語学の勉強から端を発した新しい観念の芽生えと、人生観の醸成という側面があった。

以下、10大ニュースっぽくまとめておこう。

1位 転職
2位 TOEIC950
3位 福岡へ長期出張(九州めぐり、鍋めぐり)
4位 中国株バブル及び崩壊
5位 インドの虎作戦発動
6位 クライミング2級落とす。でもそこまで。
7位 インド人にきれ、Fワード連発(これは強く反省済み)
8位 待つ能力への目覚め
9位 髪とひげを伸ばし、オーランドブルーム
10位 Javaを本格的に勉強し始め資格ゲット

他:
・英会話学校に入学するがすぐにつぶれる
・ふられる
・中州で


さあ、新しい年は明けた!

Tuesday, December 25, 2007

Fukuoka - 福岡8週間を終えて


(※博多座かな)

聖なる夜も無事に終わり、わたしは8週間目のまとめと、いくつかの反省の試みを行わなければならない。先週は忘年会というものがあり、わたしはそこで心温まる時間を過ごしたのだった。インド人にはわたしの英語をimpressiveと言わしめ(ただしこれは留学経験がないのにという文脈において)、顧客の素晴らしいリーダーと対話することもできた。

しかしわたしは同時に記憶が幾分なくなってしまっている可能性を否定できないことと、翌日に二日酔いに苦しむという旧時代の負の遺産とはもうそろそろおさらばしなければならないことを肝に銘ずるべきだろう。わたしはわたしの人生をできる限り生産的に過ごさなければならないのだから。わたしはやはりいつでもわたしのいるべき場所に戻らざるを得ないのだから。

そして土曜にはいわゆる飲み会に参加した。ここでもおそらく3次会まで心温まる時間を過ごすことができた。翌日に例の何とか酔いが繰り返されたが、わたしは知っていたのだよ。谷の後には山が。引き潮の次には満ち潮が。停滞の後には素晴らしい前進、光り輝く啓示、新たなる決意がやってくることを。わたしは今日の2軒でのスタバでの出来事を一生忘れないだろう。


わたしは進みつつある。

Monday, December 17, 2007

Fukuoka - 福岡7週間を終えて


(※たぶん太宰府)

そろそろ福岡を中間的にまとめなければいけない時期が来ていると感じている。今だから言えるが、わたしは福岡に以下のようなことを求めてやってきた。

・洞窟にこもるような感覚で勉強しに来た。
・新しい環境にいち早く適応できる適応力を試しに来た。
・新しい場所には新しい出会いがあることを一般的には期待できた。


まず、わたしは福岡に勉強にしに来た。わたしが福岡に来る前にそれまでの目標であったTOEIC950を万全の状態で達成したことは既に述べた。わたしは次のステージに進まなければならなかった。世界が待っていた。今までどんなわたしも体験しなかったような新しい挑戦が待っていた。わたしはそれに備え、洞窟にこもるような気持ちでここにやってきた。

そして、初めての長期出張、新しいタイプのプロジェクト、そして初めての福岡。これは神様が与えてくれた試練やチャンスのように思えた。新しい環境に身を置けば、すべての生物がその環境に合わせて進化を遂げてきたように、わたしに何か新しい変態を与えてくれるはずだった。そしてその予感は現実のものとなり、わたしはもう2ヶ月前のわたしではなく、わたしの力は以前のそれと比べようもなく、わたしは今ここに立つのだ。

新しい場所は、新しい人たちとの出会いを期待できた。通常わたしは、多くの人たちと友人となったり、社交的に振舞ったり、積極的に出会いを求めたりはしないタイプの人間だと断定することもできたが、新しい場所の新しい人たちは、何かわたしに新しいきっかけを与えてくれることは否定できないことだった。そして予感は確信に変わりかけ、確信は夢のように消えてしまったが、わたしはその花を忘れはしないのだった。


すべてのものには理由と、必要性がある。

Wednesday, December 12, 2007

blog - 世紀の政治家 バラック・オバマ



2008年アメリカ大統領選は歴史に残るイベントとなるだろう。ケネディ以来の世紀の政治家バラック・オバマが大統領になるようなことがあると、すべての状況が変わるだろう。わたしはアメリカの没落を予想しているが、それは覆されるだろう。それは彼のスピーチを聞き、彼の人格を知り、彼がなしうるアメリカという国への影響を考えれば、容易にわかることだ。

来年最初の党大会が行われるというアイオワ州でヒラリー・クリントンを3ポイント上回ったという。これが最初の兆しで、これから徐々に逆転現象が見られ始めるだろう(全米規模では20ポイントほどクリントンが優位)。すべてのニュース記事、すべてのスピーチ動画、すべての噂話を集めればこの二人の差が何で、バラック・オバマという人間が成し得ることの大きさは容易に感じられるのだ。

バラック・オバマはアメリカを変え、そして世界を変えるだろう。原則と真実が強調されるだろう。信義と高潔が評価されるだろう。自由と平等が再び蘇るだろう。ジョージ・ブッシュで失われた8年間が多少の回復をみせるだろう(すべてが回復されるとは現時点言えない)。Obama.comでGoogleにて語られた彼の話を聞くといい。彼を単なる政治家だと思うのは誤りで、彼は世紀の政治家であることを知るといい。


いつからだろう。人の心が読めるようになったのは。

blog - ベクトル、向きについて



既にたくさんの人が気づいているように、人生の幸せというのはその絶対量にあるのではなく、その漸増度にある可能性が高いということは否定できないだろう。いや、そもそも、量や向きという尺度で一般化しようなぞという試みはまったく愚かとしか言いようがなく、われわれは何か新しい認識、何か新しい想定をその人生に対して持たざるを得ないであろう。

わたしが不思議なのは、過去どんな不幸なこと、どんなひどいこと、どんな自虐的なこと、どんな不運なこと、どんな最低のことがあったとしても、われわれ人類はそれらを生かした上でのよりよい人生を歩むことができるということを感じ、知っていることだ。


ベクトルの秘密を知るのは2年後のことだ。

blog - ニーチェの言葉



最近どうしてもニーチェの言葉にぶち当たってしまう。ニーチェの思想は激しすぎて、激しさを忌避する傾向にある最近のわたしにとっては近づいてはいけない存在なのではあるが、彼の超人思考はわたしの頭からは実際には離れないのだった。

超人志向とは人類の未来への一つの仮説であり、一つのステップであり、総体としての目標の設定の試みだ。彼は「神は死んだ」と言い、これは比喩に過ぎないのではあるが、新しいもの、より優れたもの、理想とすべきものへの希求の道を説いたのであった。

待つ力、時間をゆっくり過ごす力、回り道をする力を既に手にしているわたしにとって、この超人志向は無縁のはずだったが、どうしてどうして、何か切っても切れない繋がりがあるようなのだった。確かにわたしは一日50回の懸垂、一日5時間の英会話、そして一日5分の思索を行っている。


ツァラトゥストラはそう言った。

blog - 時間の重み



時間が、過去と未来で構成されていること。そして現在という概念は百万年の過去と、百万年の未来を同時に含むことは理論的に既に証明した。ただ、わたしは気づいた。時間の重みということについてはまだ理論的に証明していないことを。

くしくも古代中国の哲学者、孔子はこう言った。「吾れ十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順がう。七十にして心の欲するところに従って、矩を踰えず。」

われわれは百年後のわれわれと、そして百年前のわれわれと共に生きているのではあるが、その人生において何らかの意義、何らかの意味合い、そして何らかの節目があることは明らかだ。例えばわたしは感じるのだ。この今までの32年と10ヶ月という年月はそれぞれ特有の意味を持っていて、だからこそ、わたしは今に重みを感じ、楽しめるのだと。


時間こそ最大の不思議であり、最大のドラマではある。

Tuesday, December 11, 2007

blog - あなたが花なら



わたしの回帰志向は、いずれその対象を見つけ、そこで無邪気に、生まれたての喜びを味わうことになるだろう。わたしのこの10年間は音楽とは全く無縁であったわけで、それは意識的な離縁と無意識的な疎遠があったわけだが、わたしは何らかの出来事をいずれ経験するだろう。


わたしは今ひとつの生存に近づいているのを感ずる。

Sunday, December 09, 2007

blog - 再考・人生について(最終)


(※街中から見た熊本城)

そろそろこの再考シリーズ?も終わりに近づいてきたようだ。福岡での生活も6週間を終え、わたしは日常に平安を取り戻し、再びあるべきところへの挑戦を続けていかなければならない。人生は岩だ。それは登るために。それは超えるために。

人生は道だ。それは歩き続けるために。それは登り続けるために。はっきり言って、東京が恋しかったり、つまりいわゆるホームシックにかかったり、失恋したり、博多ラーメン食べ過ぎたり、いらぬところにお金をたくさん使ってしまったり、あまりいいことがなかったかもしれない。

しかしこの福岡での1.5ヶ月はわたしに貴重な、本当に貴重な経験をもたらしてくれた。仕事に関する新しい啓示をみた。英語に関する新しい成長を感じた。そして何より、人生において新しい何らかの概念、哲学、思想を取り込むことができた。年末年始は東京に戻り、わたしはそこで一大決心をするだろう。


まだそれが何なのかわからんのだけれどね。

Wednesday, December 05, 2007

blog - 再考・待つこと


(※長崎の、海)

待つことができなければ何も手に入らないことは自明になった。わたしは過去、待てない男だった。リフト待ちがいやで、スキーをやめた。渋滞がいやで、運転をやめた。そして待つことがいやで、すべての運命を逃してきた。

待つことは時間と友達になることだった。待つことは未来と手を握り、過去と和解することだった。待つことというそれ自体は一見無価値に思えるその行為は、すべての可能性を生み、すべての不可能性を可能にする第一の行為だった。

待つことでその可能性は最大になるだろう。いや、待つことは可能性の存在すら超越するだろう。わたしは待ち、すべての時間を抱き入れるだろう。この単純な行為のその単純な原理を、わたしは知らなかったとは。この単純な行為のその単純な原理を、知ることができたとは。


もうわたしは待つこと以外、何もしないだろう。

blog - 再考・世界について


(※長崎の、空)

世界を見たからわたしは飛び出し、世界を感じたからわたしは焦燥感に駆られた。人には人それぞれの生き方があった。人には人それぞれの世界との接し方があった。ただわたしが意識していたことは決して逃げないことだった。ただわたしが意識していたことは決して嘘をつかないことだった。

わたしにいつか子供ができたら、こう願わずにはいられない。世界を知る男の子であるように。世界を感じる女の子であるように。今後100年、世界という言葉がキーワードになり様々なことが展開されていくだろう。環境問題に世界レベルで対処しなければならなくなるだろう。世界レベルで日本を語らなくてはならなくなるだろう。

わたしが成し遂げたいこと、成し遂げられることは偉人のそれに比べて何千分の一、何万分の一だろう。でも、それでいいのだ。わたしは既に未来への架け橋になることを意識し始めており、様々な未来と過去がわたしの体を行き来するのだ。わたしは一つの踏み台となり、わたしができることをわたしなりの表現で世界に伝えていくだろう。


わたしには既に、かけがえのない未来と、かけがえのない過去があるのだ。

Tuesday, December 04, 2007

blog - 再考・表現者という道について


(※太宰府天満宮の絵)

まずわたしはタイトルベースで、近年中にリリースされる書籍/論文を羅列してみたい。

・『メンテナンスプロジェクトにおけるフレームワーク構築に対する理論的考察』
・『オフショア開発モデルにおける文化への理解の必要性とその根拠』
・『英語学習の実践的研究とTOEICに関する考察について』


と、ここまでが来年中にリリースされるもので、この後はなぜかわからないが思いつかなかった。ということで、わたしはわたしがなぜ表現者なのか、どのように表現者なのかをこれからまとめなければならないだろう。わたしにはそれを緊急的に行う理由が少しはあるかもしれない。

「守・破・離」の概念の重要性については何度言っても言い足りないかもしれない。それは守り、改善し、そして発展させる従うべきディシプリンに他ならない。わたしはそろそろわたし独自の考えを試し、示し、反駁しなけばならない時期だと強烈に感じている。わたしは問わなければならない。


わたしという生と世の中とのかかわりについて。

blog - 再考・恋愛の理論化について


(※キャナルシティ博多)

恋愛の理論化などできるはずがない。なぜならそれは状況によってその様相が大きく異なり、時には裏と表が逆になり、理論化つまり一般化などできるはずがないからだ。それを今日わたしは試みよう。それだけのことを行う理由と必要性が、今のわたしにはある。

まず、パーソナリティというものに関してわたしは50:50という理論的数値を掲げてみたい。すなわち同位の相をみせる50と、異相をみせる50と。似ているものがあるから共感し、共鳴するのだ。異なるものがあるから補完し、助け合うのだ。

そして、わたしはArt of lovingの重要性について改めて強調したい。LoveではなくLovingと動名詞であるところがポイントだ。Lovingは態度であり、蓄積であり、過去と未来であるわけだ。すべての城塞の土台が年月をかけて作られるように、Lovingそれ自体がプロセスであり、同時に結果でもあるわけだ。


理論化は完璧だと言わざるをえない。

Monday, December 03, 2007

blog - 再考・九州一人旅


(※屋台で食べた焼き鳥)

第5週目である先週はどこにも行かなかったよ。佐賀に佐賀牛を食べに行こうかと思ったんだけど買い物や髪を切っていたら時間がなくなってしまって。日曜は人と会っていた。

いずれ、九州ぶらり一人旅を再開することもあろう。ただしそれはより効果的なプランとともに再開されるべきであろう。わたしは今日本最南端の島に位置しており、日本を見つめなおすには非常にいい時期だから。


わたしの今年最後の月は既にスタートしていた。

Friday, November 30, 2007

blog - 再考・仕事について


(※鹿児島、大久保利通像)

いろんなことを経験することはいいことだなってやっぱり思う。また、いろいろな規模のプロジェクトを経験するのも重要で、特に超がつくような大規模プロジェクトを経験すると、今までわからなかったことがわかってくるような気がしている。

以前にも宣言したが、いくつかの論文を(もちろん英語で)来年早いうちに書き上げたいと思っている。そこでわたしは今まで培ってきたものをいよいよ最大限に発揮させることになるだろう。そして希望的観測としてはそれがより大きなブレークスルーにつながり、何かとてつもないことが起きるだろう。

わたしはわたしの適応力と、いいものをいいと素直に感じられる態度を持っているということに感謝しなければならないだろう。わたしは大きな成功を収めるか、小さな成功を収めることになるだろう。そしてそこには常に人の笑顔があるということをわたしは確信しているのである。


仕事とは。それが今ほど明確になったときはない。

Thursday, November 29, 2007

blog - 再考・クライミングについて


(※これはオランダ坂@長崎)

正直どれだけ難易度が高いルートを登れるかを考えたら4ヶ月前とほとんど変わっていないのだけれど、わたしが今手に入れている無形の成果としては、わたしの体というものに対する認識を深くしたこと、柔軟を行うことにって体の柔軟性が確実に上がっていくことを実感したこと、腰の痛みは柔軟性がないことによって引き起こされているということを知ったことなどが上げられる。


端的に言えば、わたしはかなり成長しているのだ。1級を落とす日も近いかな。

Tuesday, November 27, 2007

blog - 再考・英語について


(※平和祈念像、後ろ姿)

久しぶりに長時間英語を話す機会が今日あった。自分でもびっくりしたくらいペラペラだった。当然いくつかの文法上の誤りがあったし(この種類の間違いはあと数年は続くであろうことは覚悟している)、I focus on getting the great job done. のfocusとget the job doneをつなげるところで詰まってしまったりもした。

しかし、それは今までの地道な読書、スピーキング、暗唱などといったトレーニングが実を結びつつあることを明確に確信できるほど、確かな自信をわたしにもたらしたのだった。わたしは明らかに成長の跡をみせており、このままいけば望むべき未来が必ず手に入ると、わたしは確信できたのだった。

そして今日ここでは、その新しい英語のステージへとわたしを間違いなく導くために、ここ3ヶ月くらいの英語学習方針、具体的施策などを以下に書いていきたい。

・英語方針(ここ3ヶ月)
  1. 英語達人を目指す
  2. スピーキングに完全に重点を置く
  3. 機会を積極的に模索し、決してためらわない
  4. フルーツをよく食し、酒を控え、頭をシャープにする
  5. まず饒舌を目指し、その後、徐々に語彙と表現を高度化していく

・日常の学習(1日の時間配分)
  朝 ・・・ 英字新聞朗読(1面) 15分
  行きのバス ・・・ 暗唱トレーニング 15分
  仕事中 ・・・ 意図的な英語会話、英語メール、英語書き物 3時間
  帰りのバス ・・・ 英語独り言、English Thinking 40分
  風呂 ・・・ 英語読書 30分
  ストレッチ ・・・ 暗唱インプット 30分
  夜 ・・・ 英語ブログ、英語Vlog 30分


特に、帰りのバス(直通のパスが終わってしまい、遠回りして帰らなければならない日が多いため40分ほど時間がある)の中での有効な時間の使い方に頭を悩ましていたが、つまり暗唱トレーニングは主に飽きによって続かず、バスの中だから本も読めず物も書けない。だから夜の英語ブログや英語メール、そしてその日にあったことなどを英語で考えるいわゆる英語シンキングを実践しようと今日決めた。

また、今まで行っていた昼食・夕食時の一人スタバ勉強も、仕事面に集中したいのと(UNIX、Oracle、Oracle EBSをより深く学ぶいい機会なのだ今は)、今は非常にいい感じのインドの若者がいるので彼と食事に行って英語の会話をしたほうがいいというのがあり、ここ数ヶ月はその2時間分の勉強時間はとらないということになるだろう。


わたしは現実化するだろう。

Monday, November 26, 2007

blog - さて、11月最後の一週間がはじまった

福岡の最初の4週間は、試行錯誤と福岡化のための期間だと思っていた。初めて買った旅行かばん、初めての長期出張、初めてのレオパレス、初めての巨大メンテナンスプロジェクト、初めての九州ぶらり一人旅、初めての博多美人とのデート(笑)、そして初めてのバス通勤。

わたしは今週、その集大成として様々な飛躍を遂げるだろう。まず、完全に己の生活というものを律するだろう。そして今までのノウハウを生かした形での新しい生活への適応が図られるだろう。人生の目的が再度明らかになり、わたしはそれを目指し、猛烈に歩を進めるだろう。

いくつかの失敗もしているし、もちろん完全じゃない。でもわたしはわたしの選択が間違っていなかったこと、人生に対する新しい取り組み方が間違っていなかったこと、創造性と人生を楽しむ姿勢があればすべてが面白く、そして有意義に過ごし暮らせることなどを、完全に確信したのである。


わたしは、戻ってきた。

Sunday, November 25, 2007

Fukuoka - 11/24 鹿児島(西郷どん、桜島)②

あとは美術館や歴史館などを覗きながら、桜島に登っちゃおうかとも思ったけどフェリーでしかいけないからやめておいて、その代わり手ごろな城山を登ることにした(城山は街の中に突如として立つ小高い山で、西南戦争で西郷隆盛が自害したところ)。で、その城山展望台から桜島を眺める。


(※桜島。白煙を上げている?)

ぶっちゃけ、もうやることがなくなってしまい、海岸で物思いにふけったり、意味もなく歩き回ったりした。そして17時の開店を待ち、有名っぽい「さつき路」でさつま郷土料理を食することに。下の豚骨からさつま揚げ、かつおのたたきなどが出てきました。ま、それなりでした。(残念ながら熊本の馬にぎりの感動には到底及ばなかった)


(※さつま路の豚骨)
 
帰りは18:40くらいの新幹線に乗り博多駅へ。冒頭にも述べたが、宮崎、大分、佐賀にこのまま続けて一人旅を続けることにはためらいを感じるようになった。誰かと行くか、新機軸を用意しなければならない。効果的に旅をすることによってのみ、その土地を真に理解できるようになるのだから。

Fukuoka - 11/24 鹿児島(西郷どん、桜島)

第4週目の土曜である11/24に鹿児島に行ってきました。結論から申し上げると、徐々にこの九州ぶらり一人旅もマンネリ化してきており、今後より地味になる宮崎、大分、佐賀といったところを回るには、それなりの工夫が必要になるだろう。

鹿児島はもちろん九州の最南端に位置する県で、これまた歴史上非常に重要な役割を果たしてきた地域である。島津藩、西郷隆盛などが有名ですね。実は7、8年前に仕事で来たことがあって、そのときは黒豚しゃぶしゃぶをごちそうしてもらった。

ちょっと寝坊し、11:10のJRリレーつばめ号に乗る。途中新八代で新幹線(つばめ)に乗り換え、約2時間20分で鹿児島中央駅へ。往復で1万5千強くらいだった。着いたら例のごとくラーメンを食べる。鹿児島ラーメンだ。


(※くろいわの鹿児島ラーメン。むむむって感じ)

街は結構栄えているね。一大都市だ。天文館を抜けて城山に向かう途中、西郷どんの像が凛々しく建っとったよ。

Monday, November 19, 2007

Fukuoka - 11/17 熊本(熊本城、馬刺他)②

正直まったく予想していなかったことだが、この熊本への旅で最も印象に残ったことはその料理だった。馬刺しと馬にぎりだった。それはそれはむちゃくちゃうまかった。選択した店も良かったと思う。青柳という店で料亭みたいな感じだった。

まずは1,600円也で、熊本を一通り味わえるぜセットみたいなものを頼んだ。辛子レンコンとねぎの一文字ぐるぐる巻きというのが絶品だった。ちょっと驚いてしまった。そして馬刺しも、以前に松本で食べたこともあったが、はっきりいって比べ物にならないくらいこの熊本の馬刺しはうまかった。


(※熊本食めぐり)

そして馬にぎりというものも食べてみた。こいつがまたたまらなく美味で、何らかの既成概念が崩れ去るのをわたしは感じた。わたしの本質はベジタリアンだったはずだが、これは正直に認めざるをえなかった。

(※6カン食べたけど、最後の1つ。6カンで¥2,400也)

得られた貴重な経験は、何事も本物志向でいきなさいということですね。

PS
そして帰りの電車はオシムのニュースではらはらしながら博多へ向かったのであった。そして博多ではこのブログには書けないようなことが発生してしまい、わたしは次の日を完全な二日酔いと戦ったのだった。クライミングに行くことは行ったが、翌週にリベンジって感じで。Bye!

Fukuoka - 11/17 熊本(熊本城、馬刺他)

先週は熊本に行ってきた。今週は鹿児島に行くと思う。はっきりいって長崎で感じたような衝撃を感じるようなことはもうここ九州ではないだろうとは感じているが、休日暇だし、わたしは九州全県めぐりをとめることができなかった。熊本には大きく熊本城と阿蘇山があるかと思うが、阿蘇はちょっと遠かったからさぼって、熊本城だけ見に行くことにした。

博多駅から熊本駅はJRリレーつばめで1時間30分くらいとかなり近く、往復で4600円くらいだった。今日は計画通り8時くらいに起き、柔軟を十分に行い、博多駅から熊本駅へ降り立った。1時くらいだったから熊本ラーメンでも食べようとガイドブックに書いてある店に向かったら長蛇の列ができていた。有名な店らしい。


(※黒亭の熊本ラーメン。まあまあだったかな)

あとは熊本城を目指すだけだった。予感としては感じていたことだったが、何らの感動もわたしには与えなかったのだった。観光客が多く来るところは往々にしてそうだった。入場券(300円)を買って入る気も起きなかったから、一応記念だし遠目から写真を撮った。これで十分だと思った。その後は近くの公園で昼寝をした。とてもいい天気だったからね。


(※有名な熊本城。清正公が建城)

blog - 神話の崩壊

どんなに酔っ払っても、家の鍵だけはなくさないと思っていた。なぜなら今まで一度もなくしたことがなかったし、しまう場所がズボンのポケットだからなくすはずないと思っていたし、何より、そんなことをしては人間として失格なんじゃないかという思いがあった。

しかし、すべての神話が崩壊したように(ホントか?)、何事にも100%確かなことなんてやっぱりないんだ。いや、でも今は信じたい。世の中には100%正しいことだとか、いいことがあって、それを求めるために、われわれ人類は存在しているのだと。神話は崩れないと。

そうだ。いいこともあったはずだ。例えば、わたしは日々訓練しているクライミング能力がその場面で生かされたことをいつまでも覚えていなければならない。実世界では地震のときか、何か特別なことにしか発揮できないと思っていたこのクライミング能力が、わたしの命を救ったのだと・・・。


何事にも、希望は失ってはならない!

Friday, November 16, 2007

blog - オシム倒れる

ただ無事でいて欲しい。あなたはわたしが初めて出会った偉大な監督だから。

Monday, November 12, 2007

blog - 暗唱ゲーム(解説)

英語の暗唱をどう楽しむか、どうやり遂げるか。それが課題だった。まずはPrinciples behind the Agile Manifestoという10くらいの短い文章で成り立つものを暗唱してみた。これは3年位前にも同様に暗唱トレーニングの対象として使っており、今回もその流れで選択した。驚くべきことがわかった。

それは実に簡単にそれを暗唱できるようになっていたことだ。その理由はすぐにわかった。それはわたしの英語に対する能力全般が3年前に比べて大幅に向上しており、それがこの暗唱という行為にも反映されているのだと。だから3回くらい試みた後に、「完全に」暗唱できるようになっていたのだ。

さらに面白い現象が起きた。このPrinciples~の次に選んだのはConstitution of Japanつまり日本国憲法の英語版だったわけだが、前文から今第8条まで暗唱しているのだが、これらのセットをバスの中で暗唱し始めると、実に楽しみながらこの暗唱というトレーニングを行うことができたのだ。それは苦痛ではなく、それは苦行ではなく。


次の扉を開ける鍵は工夫と、チャレンジ精神から生まれる。

blog - 再び上昇局面を迎えたRock-climbing

腰の痛みはまだ続くけれど、それは制御可能であることがわかった。そして毎日1時間のストレッチが生み出す測定可能な効果に、わたしは極めて明るい未来を見出したのだ。わたしはいけると。わたしはいずれ1級をとれると。

場所柄、週に一回のペースでしかクライミングジムに行けないんだけれども、わたしのレオパレスのアパートにはロフトがあり、そのロフト自体は決して使われることはないのだけれども、いい具合に懸垂ができる構造を今わたしは手にしているのだ。

とりあえず毎日50回。そして片手懸垂の試み30回。腹筋、そして背筋。ストレッチと合わせてこれらを続けていけば、わたしは間違いなく再び上昇局面を迎えることができると、わたしは宣言することができるのである。何事にも突破口はあるのだ。


強い願望、忍耐、そして冷静な思考こそが、未来への扉を開くのだ。

blog - 第三の言語

決まった。英語の次に何の言語を学ぼうかと考えていて、中国語かなーとも思っていたんだけど、ついに決まった。それは振り返れば実に簡単な結論で、実に当たり前なようだが、今日風呂につかってインドの本を読みながらそれはひらめいた。ヒンディー語である。

ラテン語と関係しているから英語とも近いし、何よりわたしは今インドの会社にいるわけで、学習環境、モチベーション、そしてメリットと、他の言語にはない要素がわたしにとってたくさんある。そして何より、わたしはインドの歴史・文化というものに魅力を感じ始めており、そういったものと大きな相乗効果があるはずだった。

学習方針としては、3ヶ月か半年という比較的短い期間を学習期間と捉え、英語ほど際限なく勉強しようとは思わず、500語程度の単語、日常会話、基本構文などをマスターし、それを機会があるごとに使っていけば大満足だろう。もちろん、日本語ではなく英語を通してヒンディー語をマスターしていくことは言うまでもない。


Let's enjoy Hindi!

blog - 無限流

こだわると、弱くなる。隙ができる。

無限流。意識は離れ、到達する。そのための強さを。そのための悟りを。

バス停の前で感じたこのイメージを。守・破・離を意識的にコントロールするその鍛錬を。


自然流。こだわると、弱くなる。

Sunday, November 11, 2007

Fukuoka - 11/10 長崎(出島、平和公園)②

そして路面電車に乗り平和公園へ。わたしはここで原子爆弾落下中心地碑というところから見て回ることになったのだが、まさにその上空500メートルで原子爆弾が爆発し、7万人超の死者と7万人超の負傷者を出したその惨劇を、その空を見上げたときにまざまざと感じてしまい、わたしは少し動転してしまったようだ。



そのまますぐ近くの平和公園へ入り、あの有名な平和祈念像を見上げる。わたしは明確に感じた。「しょうがない」とか、「戦争を終わらせるため」だとか、そのような話は一切が無意味だ。まったくの別次元でこのことは生じており、ここに来て、この空を見上げたことのある人間は、ただ、このようなことが二度とあってはならないと、二度と起こしてならないと、固く誓うはずなのであった。



わたしの動悸は収まらず、そのまま浦上天主堂と長崎原爆資料館を見て回った。観光気分は一気に消え去り、おそらくこの感覚がわたしの中での長崎という場所を代表するであろうことを明瞭に意識しながら、そろそろ暗くなってきたので、家路に着いたのだった。最後に長崎ちゃんぽんは食べたのだった。

Fukuoka - 11/10 長崎(出島、平和公園)①

福岡を拠点として年内に九州全県及び韓国を踏破しようという計画を立てていることは既に述べた。福岡はOKだから(何をもってOKかはよくわからないが、太宰府を見たしOKとしよう)、第2弾として長崎が候補に上げられた。歴史上、非常に重要な役割を果たした地域だし、広島とともに原爆を投下された場所でもある。わたしは見る必要があった。

JRかごめ号に乗り博多から長崎へ。時間は2時間弱。寝坊したから予定よりかなり遅く14時くらいに長崎駅に着いた。お腹が空いていたから長崎ちゃんぽんを狙いつつ、徒歩で有名どころを駆け抜けよう。


(※路面電車。運転の仕方とかが面白かった)

眼鏡橋を渡り、アベックが多かったオランダ坂を一人で登りきり、グラバー邸を一瞥し(※一瞥で十分なのである)、大浦天主堂で人の写真を撮ってあげ、そして一転北上し、出島に向かったのであった。海がとてもきれいで、思わずビールを飲んでしまった。



そして出島といえば特に見るべきところもなく(つまり当時の扇形の形状の「出島」は明治時代に既に埋め立てられており、今ある「出島」は単なる「博物館」だ。何らの感銘も、何らの歴史感も感じなかった)。ま、一応写真はアップする。

Fukuoka - 水炊き

先週の木曜日すなわち11/8に福岡名物水炊きを食べに行ってきました。福岡で鍋といえばもつ鍋か水炊きで、どちらも福岡発祥なんだけど、このどちらかを早いところ食べたいと願っていたのでした。ま、ただ一人ではなかなか食べにいけないからね・・・。

取り方が悪くて写真はいまいちなんだけど、水炊き発祥のお店という有名な店に食べに行き、非常においしい料理を食べることができました。料理の途中に3回ほどスープをお茶碗で飲むんだけど、入れてきた具材によりその味が変化するという面白い趣向もあったりした。




次はもつ鍋!

Wednesday, November 07, 2007

Fukuoka - 九州大戦略 2

九州大戦略のドラフトは以下の通りだ。

11/3-4 福岡(済)
11/10-11 長崎
11/17-18 熊本
11/24-25 宮崎
12/1-2 鹿児島
12/8-9 大分
12/15-16 佐賀
12/22-23 韓国

※沖縄は学生のころに既に(済)。


実際これ通りにはいかないだろうが、年内に全県と韓国に行くというところは達成したいと思う。まあ佐賀と大分はあまり見るべきところがないと思うけどね。ま、こうやってあらためて日程に落としてみるとぎりぎりってことがわかったから、次の土曜は絶対に長崎に行くことにしよう。

ハウステンボスとかもあるけど、主な行き先は2つ。出島と平和公園(長崎原爆資料館含む)。出島は歴史を感じに、平和公園は核の悲惨さを感じに。当然、長崎ちゃんぽんを食することになるでしょう。足は歩くために、頭は考えるためにある。


わたしは既に新しくなりつつある。

blog - 英語・新章

新しい環境にて新しい体制が整ってきたように思う。それをここにまとめてみよう。

・英語ブログ
・英語Vlog
・英語暗唱
・英語音読
・英語読書
・英語仕事


この6つとあと英語メールくらいでわたしのこれからの3ヶ月が過ごされていくことになるだろう。そしてそれは予想として物凄い効果を生み出していくのだろうと思う。その根拠は大してないのだが、今時点で感じうる効果というものを×時間×相乗効果すると、3ヵ月後の自分に会うのが楽しみになってくるぐらい、わたしは英語人になっているだろう。

まず、英語の語彙が飛躍的に向上しているだろう。それはあと約一ヵ月後に始まる語彙ビルディング(歴史本や新聞から集めた高度な語彙を集中的なトレーニングにより自分のものにしていくプロセス)によって主にもたらされるのではあるが、今行っている英字新聞と歴史本(インド、日本)が生み出すそれへの耐性が、大きな自信となりつつあるのだ。

そして、スピーキング能力が級数的に向上していくことになるだろう。それは高度な文章に対する音読を含むリーディングを基礎とし、毎日自分の言葉で英語を話すことを習慣化し(英語Vlog)、毎日暗唱を2時間以上行い(日本国憲法、I have a dream他)、そして毎日職場でインド人相手に英語を2時間以上話していれば、強い確信を持って断言できるのである。

そしてこの3ヵ月後、わたしは本当の英語人として、今のビジネスに関する論文作成や著作、そして実戦でのスピーチを世界各地で行うことになるだろう。わたしはようやく、わたしが望んでいたものを手に入れかけ、最後の戦いを挑むことになるだろう。そしてそれは30代の前半を賭けるにふさわしい幕切れを、壮絶に迎えることになるだろう。


もうそこまで来ているのだ。

Tuesday, November 06, 2007

Fukuoka - わたしはバスで本を読まない

わたしはバスで本を読まない。というか読めない。酔うから。

ここ福岡ではわたしはバス通勤をしている。片道20~40分くらいだから、一日大体1時間くらいをバスの中で過ごすということになる。一週目はいろいろ目新しかったり、勝手がわからなかったりしたことがあってiPodを聞くのみだったが、今週から新機軸で「暗唱ゲーム」というものを取り入れている。(詳細は別のスレッドで述べようと思う)

要は、新しい生活というのは新しい環境をもたらすものであって、その新しい環境にいかに適応するかが各個人に問われてくるのだと思う。創造と規律の間をうまいバランスでもって行き来することが、人生を楽しく生き、そして英語をうまく話せるようになるコツだとわたしは思う。


それだけで楽しくなる。

Fukuoka - 福岡八日目

ホントもう平日には書くようなことはないのだけれど、せっかく続いているのだから書いてみることにする。福岡に来て面白かったことの1つは、海外に来るような楽しみをここ福岡でも味わえたこと。すなわち知らない街を探索する楽しみ、知らない人たちとの新しい出会い、人々を観察する楽しみなど。


今まで海外でしか発見できないと思っていたようなことも、ここ福岡でわたしは発見しているかな。

Sunday, November 04, 2007

Fukuoka - 福岡七日目(太宰府~クライミング)

福岡というところは繁華街やベイエリアを除くと、特段に有名なところがないのですね実は。少し例を挙げてみると、、、

・太宰府
・門司港レトロ
・吉野ヶ里歴史公園
・柳川


くらいだろうか(わたしのガイドブックによると・・)。ということで今日は太宰府に行くことにした。天神から30分もかからないくらい近いところにあって、太宰府天満宮だとか観世音寺だとか7世紀後半に九州の政治拠点となった場所にたがわぬいろいろな名所がありました。梅ヶ枝餅を食べながら歩きました。


(※名物、梅ヶ枝餅ですね。あまおいしかった)

大宰府政庁跡はもうホント単なる公園になっていて、家族連れが野球とかやって遊んでいましたよ。九州国立博物館(外から見ただけ)、九州歴史資料館なども周り、最後に道に少し迷いつつ、帰路につきました。門司港に行こうか迷ったけど、ラーメン食べてクライミングしに行くことにしました。


(※大宰府政庁跡)


(※ラーメン屋で初明太子。むちゃくちゃうまかった)

クライミングは平日は厳しそうだから週一回のペースで行こうと思う。歩いていったら50分くらいかかったから、何らかの交通手段を開拓しなければいけないだろうね。今週は水炊きを食べたり、長崎への旅へ向けた準備などをいろいろとやっていきたい(長崎は出島などかなり見ごたえがある印象ですよ)。


では。

blog - 愛されるということ


(※レオパレス別府)

若きシッダールタの3つの能力については既に述べた。すなわち考えること、待つこと、そして断食することだ。彼はこの3つの能力を手にした後、カマーラの森に入り、愛の技を覚え始めたのだった。崇高から世俗へ、夢から現実へ、急降下したわけだった。時間の新しい概念を発見する前の、非常に重要な一時期であったのだ。

わたしの物欲は完全に制御され、知能は情報を貪欲に求め、大いなる知恵はまもなく獲得される予定であった。それとともにわたしは何か新しい息吹を、新しい鼓動を、新しい脈動を、感じ始めていたのだった。わたしはいよいよ激動の時を迎えるだろう。

Saturday, November 03, 2007

Fukuoka - haruy02 世界を行く

このブログは世界中を旅することを決意したその日から開設されたことは既に明らかにした。

2007/3 New York
2007/4 London
200711 Beijing


と、去年はアメリカ、ヨーロッパ、そして中国と、世界の主要エリアを旅し、かなり大きな発見をすることができた。今年の転職とTOEIC950により、それは来年以降加速を始めるように思われた。ベトナム、ブラジル、ロシア、中東、そしてインドなどがその候補として上げられた。わたしにはまだまだ見なければならない場所が数多くあった。

しかし驚くべきことに、それらの前に国内を旅する機会が与えられたわけだ。世界へ再び羽ばたく前に、少し国内を見てみなさいとそれは言っているようであった。当時、これを明確に認識できていたわけではないが、ますます明らかになってくるわけであった。わたしは日本の歴史上最も重要な本州以外の島としての九州を、隈なく探索すると。


光と、大いなる漲りが、わたしを待っていたのだった。

Fukuoka - 福岡六日目(博多~中洲)



初めての休日ということで近くの西友で洗剤などいろいろ買い物をし、洗濯をし、とりあえず博多駅に向かってみた。紀伊国屋で仕事関係の書籍とともに九州のガイドブックを購入した。博多と中洲は目と鼻の先だから、歩いて中洲へ向かうことにした。

中洲は昨日の飲み会でも話題なった、いわゆる夜の街。そういうところに夜にいくと危険だから、昼に行くわけだ。冷静な探検者として。真実を語る来訪者として。

中洲はすごいね、びっくりしたよ。ま、それはいいとして、お腹が減ったから老舗というか全国展開もしている一蘭というラーメン屋で博多ラーメンを食す。スープがかなりうまいね。


夕方からクライミングに行こうと思ったけど何やら疲れがたまっているらしく、昼寝というか夕寝してしまった。明日は大宰府か門司港レトロに行くと思う。夜は水たきか何か食べたいな。

Fukuoka - 九州大戦略

福岡にいるということは九州にいるということだった。そしてそれはお隣の韓国に最も近い場所にいるということでもあった。機会は機会を増やし、わたしは九州全県踏破と韓国入国を狙おうと考えたのだった。まず、この土日で福岡を完全に見る必要があった。それは観光であった。


九州は日本の最西南に位置し、歴史上重要な役割を果たした地域であった。

Fukuoka - 福岡五日目

クライアントとその友達たちの地元の集まりみたいなのがあり、そこに招かれて行ってきました。福岡はいい街ですねー。

一週間が終わり、契約関係で懸念は残るが、知識は順調に増え、大いなる適合はその歩を進めているのだった。わたしはすべてのチャレンジを受け入れ、自分を自らのComfort Zoneから追い出すことで新たな飛躍を期していたのだった。そしてそれは成功を見せ始めていた。

Thursday, November 01, 2007

Fukuoka - 福岡四日目

もうさすがに平日では目新しいことはなくなったのだが、今日は会社で飲み会があり、インド料理店でそれは行われたのだが、いろいろと楽しい思い出を作ることができた。ここ福岡でも、わたしは友人を作ることができそうだ。

わたしは土曜日の午前中に洗濯干しと福岡ガイドブックを買い、午後には西日本最大といわれるクライミングジムに走って出向き、夜はどこかの有名な店で明太子か何らかを食することになるだろう。わたしはすべての挑戦を積極的に抱きいれ、今ここにいるのだ。


写真をもっと撮らなくては。

blog - 自分を信じよ

今日思ったんだよねー。やっぱり何事も好転するって。

いや、俺の最大のチャレンジは英語のスピーキングにあるわけなんだけど、ここ数日はなかなかうまくいかなくて落ち込んでいたんだけど、日々の継続的な積み重ねと(*)、何かのきっかけにより、それは突然好転すると。好転する運命が仕組まれていると。


Believe it!

(*)
今のわたしでは①英語ブログ、②英語Vlog、③英字新聞朗読、④仕事スピーキング、⑤英語読書、かな。これをあと3ヶ月毎日続けよう。